第5回海外学習のレポート 3月18日分 1年SAEさんのレポート
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スミソニアン博物館群とメトロポリタン美術館見学8日間の旅
3月18日(土) 1日目
この日、私達はセントレア空港に8時15分に集合でした。朝早くの集合だったのにもかかわらず、緊張のためか誰一人と眠そうな顔をしていませんでした。皆、集合時間より早くに着き、いつもならおしゃべりをしているはずなのですが、これまた緊張のためかほとんど口を開かずにシーンとしていました。アメリカとはどういう国なのか、行ったら何に出会えるのだろうかという期待とは反対に、忘れ物はないか、何か起こったらどうしようという不安が入り交じって緊張していたのだと思います。
結団式や出国審査を終えていよいよ出発の時が来ました。搭乗口を抜けて飛行機に乗ると客室乗務員がほとんどアメリカ人で、今からアメリカに行けるのだ、と段々と期待が高まっていきました。飲み物は何にしますかと聞かれ、私は紅茶を頼もうと思ったのですが、「Black tea」の一言を言うのにとても緊張しました。デトロイトを経由でワシントンに向かったのですが、デトロイトまでは約12時間かかります。しかし、飛行機の中はTVや映画が充実しており、12時間は案外速く過ぎました。
デトロイトに着いて入国審査をしました。当然のことですが審査官は皆アメリカ人で、やる気のなさそうな表情を人が多く、手こずったら怒りそうでとても怖かったのを覚えています。飛行機に体調を崩してしまった方がいたため昼食がでず、急遽デトロイトの空港で昼食を買うことになりました。突然のミッションに皆少し戸惑っていました。
昼食を買ったお店はパンやサラダなどを販売していました。なかには日本ではあまり見かけないカットフルーツやフルーツヨーグルトもあり、アメリカに着いたのだと心が高鳴りました。やや大袈裟かもしれませんが、ここでアメリカに来て初の衝撃を受けました。マフィンのサイズです。日本のマフィンの倍くらい大きく、アメリカ人はマフィンをおやつとしてだけでなく、ごはんとしても食べるのかと驚きました。
初めての買い物は緊張しましたが無事に終わり、その後ワシントンへ向かう飛行機に
乗りました。
ワシントンに着き、空港の外に出て一番初めに感じたことは「臭い!」ということでした。日本では嗅いだことのないような、化学物質がたくさん入っていそうで、体に悪そうな臭いがしました。
バスに乗り、ウドバー・ハジー・センター(国立航空宇宙博物館別館)に向かいました。
窓から見える風景は日本とは全く違い、レンガの家やカラフルな車やバスは飽きることなく見ていられました。空港からウドバーハジーセンターまではおよそ30分かかるのですがあっという間に着きました。ウドバーハジーセンター(国立航空宇宙博物館別館)には広島に原爆を落としたエノラ・ゲイやスペースシャトルディスカバリー号、旧日本軍の飛行機などが展示されていました。旧日本軍の飛行機はなんとなく他の飛行機とは違う雰囲気で、異彩を放っているように感じました。特攻専用機の桜花は思っていたよりも小さく、こんなにも小さな飛行機に乗り空を飛び、敵の機体にぶつかりにいくことを想像すると計り知れないほどの恐怖があったのだろうと思いました。ほんの少しではあるが、パイロットの人々の気持ちが伝わってきたような気がします。
次に、またバスに乗りタイダルベイスンに行きました。池を囲む桜は残念ながらまだ少ししか咲いていませんでしたが、今年初の桜をアメリカで見ることができて何だか特別な気分になりました。まず初めに、マーティンルーサーキング牧師の銅像を見ました。私達はキング牧師のスピーチの一部を暗唱したのですが、その時はなぜ暗記しなければいけないのだろうと思っていました。しかし、銅像の周りにはこのスピーチが彫ってあり、もし暗唱していなければなんの感動もなかったと思うので暗唱して良かったと思いました。
その後夕食を食べました。レモンが半分にカットされていたり、付け合わせのブロッコリーが大量にのっていたりとまたもや、その量とサイズに驚かされました。
初日なので、何をするにも緊張し、一日中気を張っていましたが、目に映るもの全てが新鮮でとても充実した一日でした。