US2017報告集_日程8

第5回海外学習のレポート 3月22日分続き 2年MAZさんのレポート

参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の日付をクリックして頂くとご覧いただけます。
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スミソニアン博物館群とメトロポリタン美術館見学8日間の旅

3月22日(水) 5日目後半 

メトロポリタン美術館

5日目午後からはメトロポリタン美術館へ行きました。世界三大美術館ということでテレビなどでもよく見かけたりしていたので、とても楽しみにしていました。

ティファニーのステンドグラス

まず中に入ってガイドさんに案内されたのは、ティファニーのステンドグラス。日本でも有名なブランド、ティファニー社を設立したチャールズ氏の息子さんが作った作品です。秋の風景が暖かい色を使って表現されていて、エリアの中でも一際目を引きました。
またメトロポリタン美術館にはこれだけでなく様々なところにステンドグラスが展示されており、たくさんのステンドグラスを見ることができました。

デンドゥール神殿

次に、ここで最大規模を誇るエリアのエジプト館へ。シンボルともいわれ存在感たっぷりのデンドゥール神殿は、アメリカが水没危機にあったエジプトのヌビア遺跡を救ったお礼として寄付されたそうです。世界史で習ったアウグスティヌスが建てた神殿で、壁には象形文字も見られました。ガラス張りの窓から差し込む太陽の光によって、より幻想的な雰囲気を味わうことができました。

ここを通っていくと次はアジアのコーナーにつきました。中国の庭園が再現されていたり、日本の絵画や着物、ガラス鹿の近現代アート、日系人アーティストの伊勢神宮の石を使った作品などがあったり、アメリカで自国の作品をみるのはとても不思議な気持ちになりました。また海外の人たちにどのように紹介されているのか、みんなが日本の作品にどのような感想をもつのかなど、異国に来てこそ、意識しなければ考えつかないようなことも疑問に思いました。

なかでも私が一番見たかったゴッホの自画像の周りにはたくさんの人だかりでいっぱいでした。
ワシントンでも、このあと行ったモマでもゴッホの作品を見ることができましたが、とくに有名なこの麦わら帽子をかぶった彼の自画像が、テレビから飛び出したように目の前にあると思うだけでとても感慨深い気持ちになりました。

絵の模写をしている人

絵画を見ているとあちこちで絵の模写をしている人が目に入りました。ほとんどの人が床に布を引いて、丁寧に写していました。日本では見たこともない光景に目が離せませんでした。この写真はサージェントの「マダムⅩ」という作品で、この絵画はあまりに妖艶のため批判をうけ肩紐を書き直ししたそうなのですが、私たちが鑑賞していた時、模写している人はまだ肩紐だけ描いておらず修正前か修正後かどちらのほうに完成するのかとても気になりました。