イタリア2025報告集 個人7

第10回海外学習のレポート ATNさんのレポート

参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。


イタリア人との関わりを通して

8日間の旅は、とても刺激的なものばかりで一生忘れられない経験となりました。私は、イタリアに行く前に日本との違いをたくさん見つけ、その違いを楽しみたいと考えていました。イタリアに行き、たくさんの違いを実際に見て、体験して感じとることができたということをとても嬉しく思っています。

違いを感じられた一つ目は食事です。食事は、どのレストランに行っても、前菜・メイン・デザートと分けられており、食べ終わったのを店員さんが確認してから一品一品提供されるというかたちで、食事にとても時間がかかりました。食事にかける時間を大切にし、楽しんでいるように感じられました。
二つ目は人との接し方です。私は、イタリアの現地の方の行動や、私と接してくれた方についてとても印象に残っているので、このことについて詳しく書きたいと思います。
イタリアに到着し、まず思ったのが、街を歩いている人の中でマスクをつけている人が全くいないということです。後で調べてみたところ、マスクは欧米人にとって強盗やギャングを連想させるということがネットに書いてあり、マスクに対する日本とは違った感覚があることが分かりました。しかし、日本では感染を予防するためにマスクをつけている人がほとんどだと思いますが、一方で、恥ずかしさやマスクをつけたときの安心感などといったことを目的にマスクをつけている人もいるのではないかと思います。現地の人でマスクをつけている人は誰も見なかったため、こういったことを理由にする人は少ない傾向にあるのではないかと思いました。
また、イタリアの人たちは本当に優しく接してくれるなと思いました。優しくというよりも積極的にといったほうがいいかもしれません。まず、通りかかって目が合うとほとんどの人がにこっと笑ってくれます。レストランでは、どこ出身なのと聞かれ、日本と答えたら、日本語を教えてほしいと言われたこともありました。また、ジェラート屋さんでは、おすすめのフレーバーや、買い方について教えてくれました。

そして、とても感動したのが、スーパーでの出来事です。スーパーでの会計の際、たくさん人が並んでいるのにもかかわらず、私が支払いに少し時間がかかってしまっていました。その時、後ろで会計を待っていた男性の方がさっと私のカートを元に場所に戻してくれていたのです。また、自由夕食の際、私はスーパーで材料を買い、ホテルで買ってきたものを挟んでバーガーのようにするという計画を立てていたため、フォークやナイフが必要でした。スーパーの店員さんにプラスチックのフォークとナイフはありますかと英語で聞いてみたところ、その店員さんの隣にいた、お客さんがこっちきてというように案内してくれたのです。このように、日本よりもだれもがオープンに接してくれるなと感じました。また、現地の人たちは目をしっかりと見て話してくれます。イタリアにいる時は、そのように接してくれることが多く、イタリア人にとっては当たり前なのだと感じました。これを日本だったらと考えてみると、あまりにも積極的すぎると引かれてしまうケースもあるのではないかと思いました。日本人は、思いやりやおもてなしの心はたくさんもっていると思います。ですが、行動にうつすという積極性を感じられるのはイタリアのほうが強いなと思いました。
現地の人同士でも、スーパーの買い物の会計が終わると店員さんとお客さんとで互いに「グラッツェ」(ありがとう)と目を見てはっきりとした声で言う光景が多く見られました。私自身、もっと感謝の言葉をはっきり相手に伝えないといけないなとこの光景を見て改めて思いました。

また、日本に帰ってきてから思ったことがあります。それは、現地の人たちでスマホを使っている人をあまり見かけなかったということです。ましてや、歩きスマホをしている人は全く見ませんでした。イタリアはスマホの普及があまり進んでいないのかもと思い、調べてみましたが、日本より少し下回る程度でした。このことから、イタリアの方たちは人との関わりを本当に大切にしているなと感じました。

日本とイタリア。遠く離れているけれども、互いに学ぶことがたくさんあるなと感じました。イタリア人だけでなく、他の海外の方ともっと接したいし、もっと接するべきだと思いました。

最後に、ご支援を頂いた財団の皆様、先生方、近畿日本ツーリストの皆様、家族。8日間とこの先の未来のためにたくさん力を貸していただいてありがとうございました。