第3回海外学習のレポート 2年 M.M さんのレポート
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3月21日 1日目
セントレアに集合したところから私たちの海外研修がスタートしました。
12時間という人生初の長いフライトでは、機内で映画を見たり、食事をしたり、寝たりして過ごしていました。朝が早かったためか、ほとんど映画は根寝落ちしてしまいましたが、想像より快適でした。
デトロイトを経由していったのですが、そのときアメリカで初の買い物をしました。私が初めて買い物をしたのは、スタバでした。日本でもお店があるのでそんなに困ることもないだろうと思っていたのですが、これがなかなかの難敵でした。というのも、そもそもサイズが日本と違うため何と言えばいいのかわからないのです。身振り手振りで伝えるとはまさにこのことだなと思うほどにバタバタとしながら注文をしました。そのため、飲み物がやっとのことででてきたときには、とてもうれしかったです。
そして、ワシントンに到着しました。日本で言う、夜中だったためとてもねむたかったですが、到着したときは嬉しさの余り、疲れも吹き飛びました。
まず最初に、空港から近かったウドバーハジーセンターに行きました。ここでは、数多くの飛行機を見ることができました。旅客機から戦闘機まで本当に数多くの種類のものを見ることができて良かったです。それに、飛行機が吊るしてあるというのが、日本にはない珍しい展示の仕方だったのでとても興奮しました。また、有料のアトラクションもあり見るだけでなく、肌で感じる事ができるというのもアメリカならではないかなと思いました。
夜ご飯は全員一緒にレストランで食べました。サイズがさすがアメリカと思うほどに大きく、全部食べきるのは諦めました。私は、初めてクラブケーキを食べたのですが、かにの味がすごくして、もう一週間はかにを食べなくてもいいなと思いました。
ホテルに帰った時は、疲れを通り越して目が冴えていました。そのため、テレビを見たりしていたのですが、どれも英語なうえに見たことのないようなものばかりの中にディズニーのアニメを見つけた時は、思わず微笑みました。
3月22日 2日目
この日は朝一番にリンカーン記念堂に行きました。朝だったためか空いていて写真が撮りやすくて良かったです。また、リンカーン記念堂は想像していたものよりも大きくて驚きました。さすがは、アメリカです。リンカーン記念堂の近くには、戦没者のメモリアルがありました。兵隊の銅像は、本物の兵士そのもののようで少し恐かったです。
それと、アメリカはとても日差しが強く、サングラスがほしくなりました。
そのあとは、アーリントン墓地に行きました。アメリカは日本と違い、土葬であるためかただただ白くて美しいだけの場所ではない、どことなく空気がキリッと澄んでいるような気がしました。兵隊の人がきびきびとした動きでお墓の前を行ったり来たりしているのには、何とも言えない迫力を感じました。
つぎに、ホワイトハウスへ行きました。ホワイトハウスではあまり近くから見ることができず、詳しくは見られませんでしたが、あそこに大統領が住んでいるのかと思うと本当にアメリカに来たんだなと改めて思い知りました。また、国会議事堂にも行きました。そしてそのあとに、航空宇宙博物館に行きました。昨日はウドバーハジーセンターで今日は航空宇宙博物館なんて本当に贅沢だなと思いました。
ここには、ライト兄弟の飛行機があり、本物を見ることができて本当に嬉しかったです。しかも、航空宇宙博物館のライト兄弟の展示室はとても凝っていて、その当時のような街並みのなかに数々の展示物があり、見ているだけですごく楽しかったです。
私がアメリカでしたかけがえのない体験の一つである、月の石に触る、というのをここでは体験しました。いろんな人が触っているためツルツルでしたが、触ることができたというのはとてもうれしかったです。
夜ご飯はユニオン駅で食べました。アメリカのマックは、ハンバーガーの大きさは日本とそう変わりませんでしたが、飲み物の量が異常に多くて驚きました。本当に私にとってアンバランスでした。また、地下鉄が急発進急停車で最初は吹き飛ばされ、そのあとはしっかりと棒をつかんでいました。それに、扉がしまるのが異常に早いうえに無理やり閉まるのにはカルチャーショックを受けました。
3月23日 3日目
この日は、ワシントン記念塔に行きました。実物は想像よりずっと大きかったです。そのため、近くで写真を撮るのが大変で、しゃがんでさらに下からでした。
スミソニアン博物館群が開く時間になると、最初に自然史博物館に行きました。ここには、たくさんの動物のはく製やホープダイヤモンドなどの宝石のような自然物など自然に関係するありとあらゆるものがありました。また、自然史博物館は丸い形をしているんですが、そのために今自分がどこにいるのか分からなくなることもしばしばありました。一つ一つがとても魅力的な展示物で見ていて飽きることがありませんでした。そのあと、ナショナルギャラリーにいきご飯を食べた後に中を見ました。ナショナルギャラリーには、教科書で見たことのある絵がたくさんあり、本物を見ているというのがすごいこと過ぎたためか、なんだか信じられない気持のままに、次の展示室、次の展示室へとあしを動かしていました。どの作品をみても何とも言えない迫力が伝わってきました。さらにそのあとに、アメリカ歴史博物館に行きました。アメリカ歴史博物館には、確かに歴史博物館にありそうだと想像出来そうなものからこれも展示されているのかと思うような物までバリエーション豊富にそろえていました。私たちが行った時には、特別展示として馬車があり、日本では、なかなか馬車を見ることが出来ないのですごく嬉しかったです。日本にはないタイプの博物館で、とてもワクワクしました。
夜ご飯はピザを食べました。いろんな種類のピザがあり、すべて美味しそうでした。ここでは、比較的、簡単にものを買うことができてよかったです。
3月24日 4日目
この日はワシントンを出て、ニューヨークへと向かいました。ワシントンでは、またもスタバを飲みました。そのうえ、ワシントン限定のマグカップを買うことができたので、いいお土産ができました。
飛行機の窓から自由の女神が見えた時は、すごく小さくしかみえていないにも関わらず、すごく興奮しました。そして、ニューヨークに到着すると、最初にヤンキースタジアムへ向かいました。ヤンンキースタジアムのある地域は、治安が悪いと言われたためとても不安でしたが、スリの被害にも遭うことなく、それどころか空いていて買い物がしやすかったので、嬉しかったです。
そのあとホールフーズマーケットで昼ご飯を買ってから、自由の女神クルーズに乗りました。自由の女神クルーズでは、心地好い風を感じながらマンハッタン島のビル群やブッルクリン橋をも見ることができ、優雅なひと時を過ごしました。近くで見る自由の女神はやはり大きく、そして、どう見ても緑色でした。激しい揺れの中、写真を撮るのは、人が多いこともあって大変でしたが、わいわいとしながら写真を撮るのは、楽しかったです。
次に、グラウンドゼロに行きました。ここには記念館があります。そこには、3,11の悲惨さがよく伝わってくる写真がたくさん展示されていて、胸に訴えかけてくるものがありました。また、今まではどこででも使えていた音声ガイドが使えないなど、セキュリティーの厳しい場面を垣間見ると、アメリカのテロと戦っているということを思い出させられました。
そして夜は、日本料理店でステーキを食べました。日本料理店といっても、日本の要素はほぼなく、さすがアメリカだと思いました。バターを飛ばして「バタフライ」といっているのを見て、どこの国にもダジャレがあるのかと驚きました。私たちを楽しませようといろいろな技を披露してくれ、味を楽しむというより、見て楽しむという感じでした。巨大なきゅうりのだと思われる日本では見かけないような食べ身のもあって面白かったです。
3月25日 5日目
1番最初に地下鉄に乗って国連本部に行きました。ニューヨークの地下鉄は、日本やワシントンのようにカードをピッと反応させるのではなくて、レジの店員の人がカードをきる、あの動作をもっとゆっくりにしたかんじのやり方で改札を通ります。この一見簡単そうな動作がなかなか難しく、ニューヨーカーがすっと改札を通って行くのを見るとかっこいいと思わずにはいられませんでした。また、料金が均一であるため出口がただの扉であるのには驚きました。
バスにも乗ったのですが、道がきちんと整備されていないためすごく揺れるうえに、外人の背丈で椅子が作られているため足がつかずアトラクションに乗っているようでした。国連では、天気に恵まれたため旗が揚がっているのを見ることができてよかったです。日本の国旗を見つけた時は少しうれしくなりました。国連のガイドの人は外人だったためほとんど何を言っているのかわからなかったのですが、その中に自分の知っている単語が出てくるとうれしかったです。会議が行われていない部屋に入ることができた時は、教科書で見覚えのある場所に自分が立っていることが信じられなかったです。これからは、現社などが少し身近に感じられるような気がしました。
そのあと、グランドセントラル駅を少し見てからメトロポリタン美術館に向かいました。
メトロポリタン美術館には色んな種類の絵や芸術作品が展示されていました。ロダンの考える像やゴッホの自画像に糸杉、フェルメールなど美術の教科書をそのまま美術館にしたような場所でした。どの方向をみても素晴らしい作品であふれていて、個々の作品がなんとも言えないオーラを発していました。中でも私は、ゴッホの糸杉に感動しました。ゴッホの作品は、教科書などの写真では分かりにくいのですが、とてもぼこぼこしていて立体感がすごく迫力がより一層強いように感じたからです。本当に木がうねっているのが伝わってきてじっと見つめずにはいられませんでした。お昼ご飯もメトロポリタン美術館で食べたのですが、どれもおいしくて幸せでした。
お昼を食べた後も少しメトロポリタン美術館を見る時間があったのですが、たくさんの種類の作品が幅広く集められているため時間が足りないほどでした。美術館であるにも関わらず、博物館のようでいつまででもいることができるような魅力的な場所でした。
そのあとには、自然史博物館に行きました。自然史博物館の動物のはく製は動きがつけられていたためか、ほんものそっくりに見え見て回るのがすごく楽しかったです。
そして、夜、タイムズスクエアに行きました。
やはり、夜のタイムズスクエアは格別でした。夜なのにすごく明るく、アメリカは日本と比べると日が長く比較的明るいのですが、それにしても明るかったです。そして、1番ニューヨークに来たというのを感じた気がします。
無理やり写真を撮ってチップを取ろうとする自由の女神男や、ミッキーの着ぐるみが少し怖かったですが、その分冒険をしているような楽しさも倍増されて、ドキドキわくわくの刺激にあふれた時間を満喫することができました。夜ご飯には、アメリカの定番であるホットドッグを食べることができたのでうれしかったです。これにも大量のドリンクがついてきたので全部飲むことはできませんでしたが、ホットドッグもほんとうにおいしかったので買うことができてよかったです。
そして、ついに私が1番楽しみにしていたミュージカールを見るときが来ました。ミュージカールでは、英語であるにも関わらず、そんなことを忘れるほどライオンキングの世界に入り込んでいました。声量がすごく生の迫力がすごかったです。
3月26日 6日目
朝1番にチェルシーマーケットに行きました。チェルシーマーケットには、おいしいものがずらりと並んでいて歩いて通るだけで幸せな気持ちになりました。いっぱいおいしそうな食べ物を買うことができてよかったです。
そのあとMoMAに行きました。
ここは、美術館には珍しく手荷物検査がなくて驚きました。ニューヨークにでは、ワシントンよりも手荷物検査を頻繁にやらされていたため、逆に変な感じがしました。ここには、現代アートが数多くあり、一見見ただけではわからない、理解に苦しむ作品もいくつかはありましたが、今まで見てきた美術館にはとは違ってぶらぶらと歩いて見ているだけで楽しいところでした。
それに、ピカソの絵を生で見ることができたのがうれしかったです。また、ダリやゴッホなどの教科書で見たことのある絵を見ると自分は今貴重な体験をしているんだとおもわずにはいられませんでした。それと、絵の大きさに驚きました。写真だと伝わりにくいのですが、見れば一目瞭然です。そして、その大きさが渡さの想像よりも大きかったというものがたくさんありました。大きさは、絵を感じるのに大きな影響を与えるもので、迫力が教科書の写真とは比べ物になりませんでした。
MoMAの近くにあるユニクロがMoMAとのコラボをやっていると聞いたときは驚きました。面白そうな企画だと思いました。
そして、セントパドッリク大聖堂の中を見てから、ロックフェラーセンターに行き昼食を食べました。セントパドリック大聖堂は、工事を少ししていたのですが、それでもすごくきれいな場所で荘厳な雰囲気に包まれていて、落ち着く場所でほんとうにいいところでした。
お昼には、サンドウィッチを食べました。スープもセットで買い、たくさん食べることができてよかったです。それに、すごくおいしかったのでよかったです。また、席が空いていなくて困っていたら、ここ座っていいよと白人の人が声をかけてくれてうれしかったです。
そのあとは、五番街をみる人とイントレピッドを見る人とで別れました。私は、イントレピッドに行きました。イントレピッドでは、戦闘機のシュミレーションをやりました。しかし、操縦の仕方がよくわからないままに乗ったため、すぐに下へと落下してしまい大変でした。というのも、ただの映像ではなく、シュミレーションをやるために乗った機械自身が動きに合わせて動くのです。
しかも、少しシートベルトが甘かったためほんとうに落ちそうで恐かったです。
イントレピッドに行ったあとは、五番街に行きました。スティーブ・ジョブズの愛したアップルのお店やティファニー、おもちゃ屋さんなどに行き、五番街を満喫することができました。
夜には、ロックフェラーセンターに夜景を見に行きました。
ここから見た夜景は本当にきれいで感動しました。かなり高いので遠くまで景色が見えるのですが、遠くの奥のほうまでずっと明るいのです。暗いところがみえずにどこまでも光が続いている光景はとても幻想的で美しいとしか言えませんでした。私が今までに見た夜景の中で1番きれいでした。いつまででも見ていられるような美しい光景は、今思い出すだけで心を震わせてくれます。
夜景を見た後、2度目のタイムズスクエアを訪れ、ラプンツウェルを食べました。これが、なかなかに美味しくなく、屋台で売っているものをあんまり信用してはいけないなという教訓を生みました。タイムズスクエアは、やっぱり何度来てもテンションが上がり、気分がルンルン状態になり楽しくて仕方ありませんでした。途中雨が降ってきて思いっきりぬれたのですが、まったく気になりませんでした。本当に何もかもが新鮮に感じられて目の前がキラキラしていました。
3月27日 7日目
いよいよ最終日の朝になりました。この日はなぜか、朝食にホットチョコレートという飲み物が出てきました。アメリカなだけあって甘かったですが、ココアのようなかんじでおいしかったです。今まであったかい飲み物があんまり飲めていなかったのでありがたかったです。
朝食を食べ終わると、全員で朝の散歩に行きました。なので、地下鉄で2駅分上がりセントラルパークを歩いてホテルまで帰ってきました。
2駅分上がると、ダコタハウスにつきます。そのため、ダコタハウスを見ることができてよかったです。守衛さんが立っているというところが新鮮で、また本当にお金を持っている人たちが住むマンションというものをはじめて見たので、ただただ感心していました。また、ストロベリーフィールドにも行き、ジョン・レノンのゆかりの地を見て回ることができてよかったです。セントラルパークでは、リードをつけずに犬を放している人ばかりで驚きました。
そして、空港に行き成田へと向かいました。空港に行くまでの間、これで海外研修も終わりかと思うと悲しくて、この町のことを一つでも多く覚えておこうとやたらときょろきょろとあたりを見ていました。また、楽しすぎたためドキドキとした鼓動が鳴りやみませんでした。
機内では、なぜかあまり眠ることができず、ずっと映画を見ていました。1回飛行機に乗ってしまうと自分が同じ日にストロベリーフィールドにいたのがうそのようでした。また、それと同時に私がワシントンとニューヨークに来たのが1週間前とは思えないほどに中身の濃い日々だったと思いました。
3月28日 8日目
成田空港に到着して、セントレアへと向かいました。時差ぼけのためか、興奮が冷めないためか、全然ねむくなかったです。
今回は、このような助成活動を行ってくださり本当にありがとうございました。