US2015報告集_2

第3回海外学習のレポート US2015 2年 M.H さん

参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。
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スミソニアン博物館群とメトロポリタン美術館見学8日間の旅

はじめに

本当はヨーロッパに行きたかったのですが、過去2回の応募に落ちていて、こんな経験二度とできないだろうし、どこでもいいから海外に行きたい!日本にいては見ることのできない景色を見てみたい!と思いこのアメリカ研修旅行に応募しました。

初海外!飛行機に乗るのは初めてではなかったですが、12時間も乗るのは初めてだったので、か、体が…!さらに時差ボケで初日のウドバー・F・ハジーセンターではフラフラでした。すぐにベッドにダイブしましたが、夜中の2時頃に目が覚めてしまい、全く爆睡できませんでした。それが4日目まで続くし、足は痛いしで海外旅行の辛さを思い知りました。それでも、とても楽しくてワクワクするようなことが辛いことよりもっとたくさんあって、最終日にはまだ帰りたくないと感じてしまうぐらい良い旅になりました。

 

3月21日 1日目 

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初めに書いたように、ワシントンD.C.についた後すぐにバスでスミソニアン博物館群のひとつである航空宇宙博物館別館、別名ウドバー・F・ハジーセンターへ行きました。ここでは広島に原爆を落としたエノラ・ゲイなど世界中の飛行機や戦闘機を見ることができました。まずその大きさに驚かされ、天井からいくつもの飛行機をつるすという展示の仕方も驚きでした。戦闘機はどれもかっこよかったです。

その後、硫黄島記念碑を見に行き、予約してあったレストランで夕食をとりました。とてもおいしかったのですが、疲れすぎてか食欲がなくほとんど食べることができませんでした。

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2日目 

朝からバスに乗ってリンカーン記念館、アーリントン墓地、ホワイトハウス、国会をまわりました。
リンカーンの像は5.8メートルと巨大でした。服のしわまで細かく作られていて、ナイトミュージアムの世界のように今にも動き出しそうでした。

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アーリントン墓地は日本のお墓と全く違っていて、丘の上にたくさんの真っ白な墓標がたっていて幻想的な光景だなと思いました。ケネディ大統領のお墓もあってお賽銭のようにコインが投げられていたので私も投げてきました。
そして、別館を見たのだから本館も見ようということで航空宇宙博物館本館へ行きました。アポロ11号の司令船や月の石、ライト兄弟の作った飛行機、「風立ちぬ」ででてきたゼロ戦も展示してあり、こちらも盛りだくさんでした。

 

 

3日目 

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国立自然史博物館とナショナル・ギャラリー、アメリカ歴史博物館の3つの博物館と美術館へ行きました。アメリカの博物館・美術館はどこも広くて全部の展示品を見て回ろうと意気込んでいましたが、1日あってもまわりきるのは不可能だと思い知らされました。

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3つの中でも私は国立自然史博物館がとても楽しかったです。動物の剥製がまるで生きているかのような展示のされ方で感心しました。そして、恐竜ブースではテンションが上がりっぱなしでした。日本ではこんなに見ることはできませんよ!
さらに、ここには呪いのダイヤと呼ばれているホープダイヤモンドも展示してありました。とてもきれいなのにどこか怪しい感じがして少し怖かったです。

 

4日目 

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 再び飛行機に乗って今度はニューヨークへ。ワシントンも寒かったですが、ニューヨークはもっと寒かったです。到着したらさっそくヤンキースタジアムに向かいました。まーくんのユニフォームも売ってましたよ。高かったので買いませんでしたが。
続いて、自由の女神のクルーズをしました。風が強く、寒くて辛かったですが、天気がよく良い写真をたくさん取ることができました。
最後に、グラウンドゼロミュージアムのワークショップを行いました。グラウンドゼロとはアメリカ同時多発テロのことです。悲惨な写真や展示物があって、原爆ドームまではいかないものの暗い気持ちになり、2度とこのようなことは起こしてはいけないと強く思いました。
夕食は日本をまねしたステーキのお店でした。久々に箸を使ったので不思議な気分でした。店員さんがステーキを焼きながらいろいろなパフォーマンスをしてくれました。日本って感覚はあまり感じなかったけど、おいしかったです。この時にはもう食欲が戻っており、友達の残した分まで食べてしまいました。

 

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5日目 

午前中はメトロポリタン美術館へ行きました。そもそもメトロポリタン美術館は17の美術館の集合させたようなもので、とてつもない広さなので有名なフェルメール、ゴッホの絵や、考える人などをみました。エジプト美術のブースにあるデンドゥール神殿はガラス張りで水が張ってあり、そこだけ別世界のようでした。

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午後はナイトミュージアムでおなじみのアメリカ自然史博物館へ。実は出発する前日に金曜ロードショーで放送されていて行くのをとても楽しみにしていました。セオドア・ルーズベルトの像やモアイも展示してあり、まるで映画の世界に入ったかのようでした。

 

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夜には、ブロードウェイでミュージカルを見ました。演目はライオン・キングだったのですが、最初から大迫力で圧倒されました。自分よりもずっと幼い子供が舞台上で堂々と演技しているのはすごいなぁと思いました。もちろん会話はすべて英語で、わかるかどうか心配でしたが、何を言っているかは大体想像がつき話においていかれることはありませんでした。一生忘れられない思い出になりました。

 

6日目 

チェルシーマーケットで買い物をした後、MoMAでゴッホの星月夜やモネの睡蓮などの印象派たちの絵や現代アートを見ました。現代アートは何を意味しているのかよくわからないものも多く理解するのに苦労しました。
昼からは五番街を歩きました。ティファニーの本店にも冷やかし目的で入りました。どれも高そうだし、警備の人が怖すぎてすぐに出できてしまいましたけどね。
夜はロックフェラーセンターからニューヨーク最後の夜景を堪能しました。思えば、「今日で最後か~」とずっと言っていた気がします。寒くてみんながビルの中に入ってしまった後も、名残惜しくて時間ギリギリまで夜景を眺めていました。

 

7日目 

朝、空港に行く前にセントラルパークを散歩しました。ダコタハウスやストロベリーフィールドもみてきました。アメリカの人たちは犬にリードをつけずに散歩していておどろきました。
そして空港に行きアメリカにさよならしました。まだ帰りたくなかったです。
飛行機の中で隣の席のカナダ人と仲良くなりました。英語で話すのは大変でしたが、伝わったときはすごくうれしかったです。

 

8日目 

日本んに帰ってきました。あれほど帰りたくないと思っていたのに家族の顔を見ると帰ってきてよかったと思ってしまうから不思議です。とりあえず、米が食べたいなぁと思いました。

 感想 

まず、日本とアメリカの文化の違いに驚きました。チップを渡すという習慣や、肉や炭水化物が異常に多い食生活、さらに行く先々で“How are you?”と聞かれてとてもとまどいました。アメリカ人にとっては普通の習慣なのでしょうが、日本人の私には神経をすり減らすことばかりでした。けれど、今まで見えていなかったものが見えるようになった気がして世界が広がったのを感じました。
そして、アメリカはいろいろなものがでっかいなー!と感じました。博物館や美術館も日本とは比べ物にならないくらい広くて大きいし、ビルもスカイツリー並に高い(スカイツリー見たことないですが)、自由の女神なんて圧巻でした。
最後に、英語について。正直かなりしんどかったです。アメリカ人のネイティブな発音についていけず、何度も聞き返しました。“pardon?“は“sorry”“thank you”に並んでよく使った言葉のひとつです。相手に言いたいことが伝わらず、もっと上手く話せたらなとも何度も思いました。1、2年生のみなさんは今からきちんと英語の勉強をしておきましょう。海外研修に応募する気はなくても将来きっと役に立ちます。
それでは、最後の最後に謝辞を。熊澤喜八郎様をはじめ、一般財団法人瑞陵高校助成基金の皆様大変ありがとうございました。