第9回海外学習のレポート OKCさんのレポート
参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。
ヨーロッパ研修を終えて
はじめに
私がこの研修旅行に応募した理由は多々ありますが、大きく2つあります。1つ目は私は教科の中でも歴史が1番好きで、様々な国の歴史や文化に興味があったからです。世界の歴史的建造物や美術品を間近で見ることで、学校で習ったことの理解を深めるとともに新しい知識を身につけることができるのではないかと考えていました。2つ目は、視野をもっと広く持ちたいと思っていたからです。私は日本を出たことがなく、なんでも日本基準で考えることしかできませんでした。もっといろんな世界を見て、歴史や文化(衣食住)の違い、生活様式、価値観などについて日本や自分の考えと比較したいと思い、今回応募しました。
感想
各観光地の様子や見解については旅のしおりで役割分担をした上でまとめたので、ここでは街を散策して思ったことやちょっとした気づきについてまとめようと思います。
『飛行機に乗って仁川へ』
今回の研修旅行で1番不安だったのは、スリでも寝坊でもなく、一緒に行く仲間と仲良くできるかということでした。しかしそんな心配は杞憂に終わりました。なぜなら、1人の先輩が声をかけてくれたからです。先輩と話しているうちに少しずつ緊張もほぐれ、周りの他の仲間とも話せるようになり、初日でこの不安はほとんどなくなりました。
風の影響でなかなか飛行機が来ず、空港内を端から端までを行ったり来たりしながら時間を潰していました。同じお店に3、4回行ったりもしました。何度も往復していたため、だんだんと空港内のどこに何があるのか地図を見なくてもわかるようになっていました。待ち時間は長かったですが、その分仲間と色々な話ができたのでよかったです。
飛行機に乗っていざ韓国へ。
韓国にはお米もあり、水の硬度も日本とほとんど変わらず、日本に比較的近いことからリラックスして過ごせました。
夕食には4種類ほどのキムチがありましたが、私は辛い物が苦手なので食べられるか心配でした。しかし、4種類のうち2種類は辛くなく、初めてだべる味と食感でしたが、すごく美味しかったです。残りの2種類も食べてみたのですが、後から辛さがきて、口がヒリヒリしました。しかし、不思議なもので、辛いのにもう1つ食べたいと思ってしまい、結局、水を大量に消費しながらたくさん食べていました。



夕食の後は、ホテルの売店に行ってお菓子と飲み物を買いました。寝る準備を整えた後に、他のペア
の部屋に集まってUNOをやったり売店で買ったお菓子を食べたりして楽しい時間を過ごしました。
朝食はバイキングでした。といってもここから6泊する間、毎日バイキングなので食べ過ぎにし注意しながら美味しい料理を満喫しようと思っていました。しかし、初日はそんなこと考えもしなかったのでいっぱい食べてしまいました。後悔はしていません。この時はまさかロンドンまでの飛行機で機内食が3回も出るとは思いもよらなかったのですが…。
14時間のフライトは想像以上に大変で、機体が安定し、シートベルトを外せるようになったらすぐに立って少しでも動くようにしていました。
機内食が運ばれてくる時に「ビーフorチキン」を聞かれ、映画でしか聞いたことのないことが目の前で起こっていることに感動していました。

機内食は毎回メニューが違い、行きと帰りでも異なる様々な料理が食べられてワクワクしながら過ごすことができました。
時差ボケというより、飛行機の中で不規則に寝ていたことで、ロンドンに着いた日の夜はあまり眠くなりませんでした。しかし、体は疲れていたのかベッドに入るとすぐに寝付くことができました。
『 inロンドン 』
ロンドンに着陸したとき、あまりにも静かでほとんど揺れずに着陸したので、ロンドンの滑走路がきれいなのか機長さんの操縦がうまいのか、それとも仁川が悪かったのかと色々考えましたが、結局日本に帰国した時もそれなりに揺れたので機長さんの腕によるのだなと気づきました。
空港を出て最初に感じたことは、ロンドンバスが多いということです。ロンドンバスは日本でいうSLなどのように昔のものが今でも少し残っている程度の認識だったのですが、全然そんなことはなく、ロンドンバスは路線バスのような感じで、むしろロンドンバスではないバスの方が少ないと気づきました。また、ロンドンバスは24時間運営されているということにも驚きました。


交通の面では、海外の人はみんな信号を見ないとガイドさんから聞き、衝撃を受けました。確かめてみると、本当に信号が赤でも車が来ていない時は多くの外国人の方が横断歩道を渡っていました。ぼーっとしていて前の人に続いて渡ろうとしたら信号が赤だということも多々あり、気をつけて渡るようにしていました。また、イギリスでは日本と同じく車は左側通行のため、信号を見ない観光客のために横断歩道に右、左、右の表記がされていました。
車はやはりさすがというべきかトヨタをはじめとする日本車も多く走っていました。
ロンドンは石造りの建物が多いのですが、よく見てみると、ヒビが目立つものもあり、崩れないのかと心配になりました。地震が起こらないからこそ造ることができ、長い間保たれているのだと思いました。
ロンドンの街を散策しているとたびたび満開に花咲く桜の木を見かけました。桜の木があることにも驚いたのですが、イギリスには桜の木が1000本ほどあると知り、二度驚かされました。日本ではまだ全然咲いていないようだったので、一足先に花見を楽しみました。

ロンドンは気候の変化が激しく、雨が降ってきたと思ったらすぐに止んで急に晴れるということがよくありました。天気予報では曇りのみ雨のち晴れなどがよくあるそうです。
ロンドンでは歴史ある建物を保つために外側の壁だけを残し、内側だけを抜き取って内装を新しくする工事方法が多く使われているようです。右の写真はちょうど工事が行われているところです。内側だけ綺麗になくなっていることがわかるかと思います。壁だけしかないのに外側から鉄で補強するだけで支えられるものなのかと自分の目を疑いました。

市内観光をする上で地下鉄に乗っての移動が数回あったのですが、改札では買い物に使うVISAなどのカードがそのまま使えてとても便利だなと思いました。改札を抜けた後、ホームに向かうためにエレベーターを使うか、長い階段をひたすら降りました。階段は降りても降りてもホームが見えず、電車がとても低いところを通っていることがわかりました。ホームに降りるとまず電車の低さに驚きました。イギリスの人たちは日本人よりも身長が高いのに天井が低いのは不便ではないのかと少し疑問に思いました。また、ガイドさんが、ロンドンの地下鉄は日本ほど時刻表に正確ではないが、3分に1本の速さで電車が来ると言っていて乗り遅れても焦る必要がなく安心だなと思うと同時に事故などはしないのだろうかと不安になりました。

ロンドンでは特に大英博物館が印象に残りました。大英博物館ではロゼッタストーンをはじめとした数多くの有名な美術品がほとんどガラスケース無しで展示されていました。間近でじっくり見ることができてワクワクしながら色々な展示品を見てまわりました。日本の甲冑なども展示されていて1つ1つがとても面白かったです。数多くある展示品の中でも私は時計が展示されている場所に惹かれました。大きなからくりがいっぱい詰まった時計から最近の小型の時計まであり、どれも興味深かったです。ちょうど10時に中央の時計の鐘がなり、完全な不意打ちだったため、すごく驚きました。
教科書で見たことがあるものが目の前にたくさんあり、どれを見るかとても迷いました。
他にも、オックスフォード・サーカスでは、楽器を演奏している人や歌っている人がいたり、大きなモニターがあったりととても賑やかで輝いて見えました。雰囲気がとても好きなところでした。ガイドさんが近くにあるフォートナム&メイソンの本店に案内してくださり、そこで紅茶やクッキーを買うことができました。行けたら行きたいなと思っていたのでとても嬉しかったです。
[ 食事 ]ロンドン1日目は長時間フライトで体が疲れた上に本日5食目ということもあり、みんな疲れた顔で眠そうにしながらゆっくり食べていました。
料理はサラダ、メイン、デザートの順番で運ばれてきました。これはパリのレストランでも同じでした。
昼食と夕食のメインには必ずフライドポテトか蒸したじゃがいもがついてきて、イギリスの主食がジャガイモなのだと実感するとともに毎度メインを覆い尽くすようなポテトの量に圧倒されていました。
同じホテルに3、4日ほど滞在したため、もちろん朝食のバイキングは同じだったのですが、毎日少しずつメニューが変わっていて飽きることなく毎回楽しむことができました。ロンドンのホテルでは少ししょっぱい大きなベーコンがあったのですが、それがとても美味しくて毎日食べていました。
食べすぎないようにしなければと思ってはいたのですが、どの料理も美味しく、初めて食べるものもあり、毎回つい食べすぎてしまいました。
イギリスの料理はおいしくないと聞いていたのですが、食べたものはすべておいしかったので、これはイギリス料理も進化したということなのか、私たちが食べたものは旅行会社の方がおいしい料理をピックアップして用意してくださったのからなのか、疑問が残りました。
また、ロンドンには寿司屋が多かったイメージです。しかし、お店をよく見るとメニューに誤字あり、ガイドさん曰く中国人の方が営業しているお店が多いのだとか。
『日本との違い』
これはパリでも言えることなのですが、やはり1番困ったのは日本との水質の違いです。ヨーロッパは基本強い硬水なので、シャンプーなどは硬水対応のものをもっていったのですが、私の場合は硬水が肌に合わないようで、かゆくなったり髪がパサついたりしてしまいました。硬水は飲みすぎもよくないと聞いていたので、水分を補給するのも一苦労でした。
初めての海外で慣れないことが多く、Sorryと言いすぎたせいでSorryだけは発音がよくなったように感じました。海外の人は全体的に怖いイメージがあったのですが、全くそんなことはなく、むしろ親切な方が多いなという印象でした。
『 inパリ 』
5日目、ユーロスターに乗ってパリ市内に移動しました。
ユーロスターからの景色を楽しみたいと思ったのですが、残念ながら窓があまり綺麗ではなかったためぼんやりと見ることしかできませんでした。しかし、今まで都市の街並みしか見ていなかったので、広大な草原が広がり、羊や馬が放し飼いされているのを見て、こういうのどかなところも素敵だなと思いました。
< 街並み >
パリでは自転車が歩道を走ることは禁止されており、もし歩道を走った場合は罰金になると聞きました。自転車専用の道があるわけでもなく、道路では観光客を乗せたバスがたくさん通るので危ないなと思いました。観光中も自転車とバスが接触してしましそうなくらいスレスレを進んでいて、ずっとハラハラしていました。

パリは街の景観を守るために数多くの制限がありますが、唯一薬局だけは右の写真のような緑に発光する看板をつけることが許されているそうです。街でこのマークを探してみると、市街地には薬局がたくさんあることに気付きました。車通りが多いのにも関わらず、信号は無視され放題なため、それだけ怪我が多いからかなと考えました。実際ホテルでは3分に1回くらいの頻度で救急車のサイレンを聞いていました。

パリの街を歩いていて思ったのですが、鳩がふっくらしているように感じました。理由としては、パリには鳩の敵となる他の鳥類がいないということや、フランス人は外で食事をすることを好むため、その食べかす(パンくず)などをたくさん食べているなどが挙げられると思いました。
パリの地下鉄(メトロ)はせっかちで、すぐにドアが閉まる上にドアの閉まるスピードも早いため、挟まれないように素早く乗り込みました。ドアが手動で開けるものだったのでやってみたら、ものすごいスピードで開き、初めて見た時はみんなでびっくりしていました。
フランス語はほとんどわかりませんでしたが、お店の店員さんはほとんど英語がわかるらしく、少し安心できました。数日でしたがパリで過ごして、誰かに会ったらボンジュールとしっかり挨拶をして、笑顔でいればその後は何とかなると気づきました。フランス人は挨拶をとても大切にしていて、レジでもしっかり挨拶をすることが大切だと学びました。一見怖そうな人でもボンジュールと言えばボンジュールと返してくれて、パリは気さくな人が多いなと思いました。
フランス語はわからなくても、挨拶やお礼はしっかり伝わるように言おうと決めていたので、ボンジュールやメルシーをたくさん使うことができました。

来年オリンピックが開催されることもあり、オリンピックのための建物が作られていたり、オリンピックのグッズが売られていたりしました。
残念ながらオリンピックには間に合わないようですが、10年後までにシャンゼリゼ通りは車が通れなくなり、緑地に生まれ変わると聞き、その時にまた来たいなと思いました。
< 美術館 >
パリでは特にヴェルサイユ宮殿とルーブル美術館が印象に残りました。ヴェルサイユ宮殿はとにかくオシャレで金色の装飾が外側だけでなく内側にも躊躇なく敷き詰められていて、すごいとしかい言えませんでした。特に鏡の間がどこまでも続いているように見え、目を奪われるような光景でした。

ルーブル美術館のオーディオガイドが3DSだったことに驚きました。
ルーブル美術館の中では私はサモトラケのニケが一番好きです。
個人的にサモトラケのニケは斜め後ろから見るのが一番良いアングルだと思っています。もちろん斜め横や正面も素敵ですが、斜め後ろから見ると、天井のガラスに向かって飛び立ちそうにも見え、より躍動感が増すように感じられます。(個人の感想です)
サモトラケのニケは教科書やインターネットには斜め横からの写真が多く、後ろからはなかなか見られないので、とても貴重な体験ができたのではないかと思います。
このような美術品は度々修復作業が行われるため、修復作業の前と後で比べて見てみるのも面白そうだなと思い、機会があればやってみたいと思いました。
モナリザは、実際は思ったより小さいよと聞いていたからか、予想よりも大きく感じました。



また、ルーブル美術館のオーディオガイドが3DSだったことに驚きました。使い慣れているものなので操作がしやすく、迷子にならずに見たいものを見ることができました。彫刻などの美術品が3Dで浮き出てきて、3DSの3D機能が最大限に活かされているなと思いました。
< 食事 >
フランスといえばパンです。レストランのパンは小麦の香りが漂ったかみごたえのあるパンでとても美味しかったです。
朝食のバイキングでは様々な種類のパンがあり、どれもとても美味しかったのですが、その中でも私はクロワッサンが一番気に入りました。
最後にホテルで食べた夕食が今までで一番おいしいと感じました。前菜のサーモン、メインの骨付き肉、デザートのチーズケーキ、どれも絶品でした。特に最後に出たデザートのチーズケーキが格別に美味しかったです。
< 日本との違い >
フランスにはチップの文化があり、最近は出さなくてもいいらしいのですが、スーパーのような場所で使ったお手洗いがとても綺麗だったので入り口付近にいた清掃員の方にチップを渡しました。清掃員の方が笑顔でメルシーと言うと、こちらも自然と笑顔になりました。チップは面倒なものというイメージがあったのですが、普段何気なく使っている公共のモノを綺麗に保ってくださっている方に直接感謝を伝え、形にして渡せるとてもいいものだなと思うようになりました。
また、パリはスリなどが多いことでも有名なので、貴重品はもちろん、荷物は肌身離さないよう細心の注意を払っていました。

パリのホテルにはテーブルサッカーがあり、待ち時間にみんなで白熱した戦いを繰り広げていました。久しぶりにやったこともあり、楽しくてロビーに集まる時は必ずと言っていいほど夢中になって遊んでいました。この旅の中で一番みんなとの仲が深まった瞬間だったと思います。
ホテルの部屋では、金庫の暗証番号がリセットされておらず、金庫が使えないというトラブルもありました。その時は、同じ部屋の友達がフロントでスタッフさんに説明をしてくれて、無事に金庫を使うことができました。自分では上手く伝えられた自信がないので、私ももっと英語を勉強しないといけないなと思いました。そのためにはやはり、実際に海外の方と英語でコミュニケーションをすることが大事だと思います。現地の人は授業で聞くよりも早口でただ闇雲に単語などを覚えるだけでは会話はできないとわかりました。
『 帰国 』
帰りは機内でハリーポッターを見たり、写真の整理をしたりしていたらあっという間に仁川空港に着きました。偏西風の影響だけでなく、気持ちが高まっていたことも到着が早く感じた理由だと思いました。
【まとめ】
私はこの研修旅行に参加して、本当に多くのことを学びました。私はこの1週間を一生忘れないと思います。1日1日がとても濃厚で、充実した日々でした。見るもの全てが新鮮で、新しく、ずっとワクワクした気持ちでした。
当たり前だと思っていたことが実は日本だけだったということや、その国のいいところ、よくないところ、逆に比べた時に日本のいいところ、よくないところを再確認できました。
今回の旅で、私はもっと英語が話せたらなと思う場面が多々ありました。今まで、英語の授業は好きでしたが何のためにやっているのかがうまく掴めず何となく勉強していましたが、今回の研修を終えて、また行きたい、もっと海外の人とコミュニケーションをとりたいという明確な目標ができました。これからは英語でのコミュニケーションをより上手くできるように、どのような勉強をすればいいのかを考えながら、より一層力を入れて勉強したいと思います。
【最後に】
協力してくださった財団の皆様、旅行会社の皆様、添乗員さん、各国のガイドの皆様、瑞陵高校の先生方、家族や友人の皆さんに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。そして、一緒に過ごした皆さん、1週間をこのメンバーで過ごせて本当によかったです。ありがとうございました。このような機会を作っていただき、私は何事にも変え難い貴重な経験をすることができました。今回学んだことを忘れず、今後の説明会でしっかり発表をし、今後の人生に活かしていきます。
