ロンドン・パリ2024報告集 個人2

第9回海外学習のレポート TGKさんのレポート

参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。


海外研修を経て

海外に私が海外研修に参加しようと思った理由とそれがどう解決したのか、海外に行き何を感じどのように自分の価値観が変わったのかの2つに分けてまとめます。

参加した理由

まず一つ目に私が海外研修に参加しようと決意した理由についてここで再び触れます。私の将来の夢は小さな頃から海外の大学院に進学し自分の手で車を設計しモビリティで社会をより快適にすることです。今の車業界は変化し続けていて自動運転、電気自動車、燃料電池車などはもちろん、新たなど技術が求められています。そのため国内外を問わず最先端の教育環境で学ぶことが必要だと考えていました。しかし海外と一言に言ってもたくさんの国があり現時点で自分がどの国の大学院に進学したいのか決まっていませんでした。そのため海外研修を経て自分の学びたいことに繋がる国、また自分の生活にあっている国を知るということが目標の一つでした。そして研修で韓国イギリスフランスの3カ国を訪れ自分の中でどの国があっているのかということが明確に分かりました。それはイギリスです。自分の中でなぜイギリスが良いのかというとロンドンはどのような場所でも英語が通じ、自分の想像を超えるほどの感動を何度も経験することができました。都市部から離れた郊外に行っても人々がハリーポッターも劇中に出てくるような建物がずっと続いていて、街中では通称二階建てバスが走り、Knowledge of London として有名な黒いタクシーもいつも見かけます。歴史的な建造物に今も人が住んでいたり、行政政府の機関として使われたり、大学としても使われていました。近代的な建物を見かける事の方はほぼないと言えるほどで、自分もあの街で文化的な生活をしてみたい、歴史が感じられる街の中で趣のある建築物の中で勉強したいと強く思いました。

ロンドンのタクシー
帝国大学
映画ハリーポッターに出てくる駅舎
二階建バス

価値観の変化

二つ目に自分が海外に行って自分の価値観が大きく変わったことは、自分の中で海外というものは遠く関わりのないものだという認識がなくなったことです。歴史の授業で西洋の話が出てきたときやニュースで海外について報道されている時など、あまりそれを自分ごととは捉えられていませんでした。しかし実際に訪れたことで物理的にも精神的にも自分が思っていたより海外は近い存在だということを知り、海外の情勢も自分事として捉えられるようになり、知識を吸収しようとする意識が変わったと思います。少し勇気を出すだけであんなに素晴らしい体験ができるということをもっと前に知っていたらなぁと思いました。以前まで感じていた心理的ハードルが下がったことはこれからの人生に大きな影響を与えると思います、改めて、心から参加してよかったなと思います。

そして他に学んだこととして、比較対照ができ物事をより多角的に見れるようになったというのがあると思います。過去に海外の人は美的感覚が根本から異なっていて、海外の庭園などを見るとわかるのですが、線対称(シンメトリー)を美しいと感じるそうです。そして美術をそういうものと思って人生を生きてきた人が、京都や奈良の庭園を訪れたら美しいちと言う感情だけでなく、「斬新だ」、「これが日本人の美的感覚なんだな」と感じるだろう思いました。今まで自分は京都の庭園を日本人の感覚だけで、今まで美しいと感じていましたが、海外研修を経て美術的なものに関わらず、西洋で育った人がこれを見たらどう感じるのだろう、他の国の人はどうだろうと考えるという新しい視点を持つことができました。

線対象なヴェルサイユ宮殿
ヴェルサイユ宮殿の庭園

また物事を多角的に見られるようになったものの一つとして常識があります。日本には同じ肌の色 髪の色 教育的バックグラウンドを持っている人が多く集まっていて、問題が発生した時、「話せばわかる」「話は通じるはずだ」という先入観を日本人は全員持っているのだということに気がつきました。これはどういうことかというと海外の人は多様な人種で溢れており見た目も一人一人全く違い(差別的な意味でなく)、教育的なバックグラウンドも全く違います。そのため「話は通じないものだ」という潜在意識が海外にはあると思います。そのため常識という概念がなく、日本より良くも悪くも自由な社会だなと感じました。また自分は常識や暗黙の了解といったルールではない実質的なルールに縛られてがんじがらめになっていったことに気がつきました。

またヨーロッパでは車に対する考えが日本と違うように感じました。ヨーロッパ研修に行く前、個人的に電気自動車に対して本当にエコなのだろうかという疑問点が多くあり電池の処理方法に関してもまだまだ課題は残っていると感じていて、日本国内で電気自動車を普及させることに賛成していませんでした。なぜなら日本では火力発電が国内の総電量の8割を占めており、化学燃料を燃やして作った電気で車を走らせたとて、限りある資源を使っていることに変わりはないと思っていたためです。そのため海外研修に行く前は、なぜ西洋では電気自動車が普及しているのだろう?と疑問に思っていました。しかし実際に訪れてみると、日本で見かけないテスラ車が全体の3割ほど占めていて(体感)、パリでもテスラ車を見かけました。フランスのように原子力発電が電気の生産方法の8割を超えている国では電気自動車が環境に優しいと考えられているのも頷けると感じました。そういった日本に居る時に疑問を感じていたことも実際に訪れることで理由がわかるということもあるのだなと勉強になりました。

またパリのガイドさんに聞いたことなのですが自分が車に興味を持っていると話したところパリで最も普及しているタクシーの会社G 7ではハイブリッド車はすべてトヨタ車で揃えているというのを謳い文句に宣伝していたことがあったそうです。洋画などで日本製品も日本製品の信頼性について触れているシーンをよく見かけますが、現地でも日本製品、日本車に対して信頼されているということを知れて日本人としてうれしくなりました。

まとめ

海外研修に参加してさまざまな歴史的な建造物や美術品、現地の人との交流を通して、自分の参加した目的であった自分にあった国を見つけることができ、また美術や地理、歴史などさまざまな知見が増えました。新たな価値観を得て、物事を多角的に見れるようになりました。向こうで過ごした全ての時間がこれからの自分につながり成長させてくれると思います。本当に参加してよかったです。

謝辞

この研修に参加し1週間を共に過ごした他の参加者さん、引率の増田先生、添乗員の後藤さん、韓国ロンドンパリのガイドの方達、一般財団法人瑞陵高校助成基金に関わる全ての方、旅に送り出し・出迎えてくださった校長・教頭・牛田先生 

忘れられない経験をさせてくださり、本当にありがとうございました。