日程別レポート 8月4日(6日目)その2
このページは参加生徒の分担による「一周年記念海外学習の記録」を元にしています。必ずしも日程毎にはなっていませんが、生徒達がたどった道筋の記録です。ご覧いただけますと幸いです。各項目のクリックで該当ページに移動します。間違い等は、お許しください。
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8月4日
ゴンドラ体験

私達はベネチアングラスのお店を見学し自由行動した後 みんなでゴンドラに乗りました。ゴンドラに乗るのにも やはり料金とは別にチップを渡さなくてはなりません。そういうところは日本とヨーロッパの文化の違いなんだな、と改めて感じられました。
ヴェネチアは水の都と言われるように水路に沿って街ができているので歩くかボートにのるかしかほとんど交通手段はありません。実際にゴンドラに乗っているときに水路に直面している倉庫や玄関の入り口を発見し また ボートから荷物を建物内に入れている様子などを見ることができ その土地に住んでいる人々の習慣というものを自分の目で見れてうれしかったです。
ゴンドラに乗ってからしばらくは細い道を通っていきます。見上げても周りの建物が高いので 空もせまかったです。こんな角曲がれるの??ぶつからない??と思うようなところも余裕で難なく進んでいき さすがベテラン、慣れてらっしゃるなぁとおもいました。
また 当たり前のことですが人間は水の上を歩けないのでたくさんの橋がかかっていました。中には橋の突当りがそのままリストランテ(レストラン)の入り口になっているのもあったり。ゴンドラに乗っている私たちを橋から見下ろしたり 窓から眺めてたりする現地の人々はみんなフレンドリーで 手を振ると笑顔で振りかえしてくれました!すごくうれしい気持ちになりました。


橋をくぐると大きな広い水路にでます!この時の 感動というか、開放感というか、ディズニーシーのゴンドラでは全く味わえない壮大なものを感じました。たくさんの船やボートなどが止まっていて周りにズラーッと建物が建っていて 空も広く ホテル側からだと想像もつかないこれこそ真のヴェネチアだ!!とすごくテンションが上がりました。
それからまた細い道に入り終着地点へと向かいます。冷静になってから再び周りの建物を見ていると フナムシが壁にいっぱいいるのに気付いたり こびりついた苔が水面の上がった跡をあらわしていて東北大震災の津波のことを思い出し 自然と共存することの厳しさとすごさを改めて感じ長い間水と共存してきたヴェネチアって素敵な所だなとおもいました。
最初から最後までたくさんの発見ができてよかったです!
ヴェローナ
ゴンドラを体験し、お昼ご飯にイカスミパスタを食べた後ヴェローナへ向かいました。初めはエルベ広場を訪れました。エルベ広場にはたくさんのお土産屋さんがでていました。周りの建物には16世紀の壁画が残っていたり広場の中央にはマドンナの噴水があります。これは14世紀に作られたもので古くからヴェローナのシンボルとされてきたそうです。手には「ヴェローナは正義を誇りとしてその美しさを称賛されることを望む街」と書かれた巻紙を持っています。商人たちの集会所のマッザンティ屋敷にはフレスコ画が残されていたり たくさん古くのヴェローナの名残を感じられました。フレスコ画などは教会ばかりだと思っていたので 街の身近なところにも存在していたんだと言うことにすこし驚きました。

広場を進んでいくと聖マルコの象徴である羽のあるライオンの像がたっています。この羽根つきライオンが聖マルコの象徴とは知らなかったです。
続いてシニョーリ広場を通りました。ここには詩人・哲学者のダンテの像がたっています。政争のため一時ダンテはヴェローナにすんでいたそうです。そのお礼のために作られたのがあの有名な神曲。もちろん題材はヴェローナです。ダンテについて詳しいわけではありませんが神曲のことは知っていたので神曲の生い立ちが政争がきっかけだったことについては驚きました。
どんどん進んでいき やっとジュリエットのお家にたどり着きます。ヴェローナがイタリアの訪れたい都市4位というのもロミオとジュリエットの元であるからカップルに人気なんだろうなあと思いました。
とにかくロミオのお家もジュリエットのお家も落書きが物凄いです...!!!第一印象は数多くのカップルの落書きです。よくこんなところにまでかけたなあ、とすこし感心してしまうほどい---っぱいかいてありました。

ジュリエットがバルコニーで思いふけているときにロミオが木に登って...という有名なシーンがあります。実際にジュリエットのお家にもあり のぼることもできるそうですがガイドさん曰くあのバルコニーは後から設置されたものだそうです。ちょっと残念でした。
バルコニーのすぐ下にはジュリエットの像があり 像の右胸を触ると恋が成就するといわれています。みんな触るので右胸だけ金色に剥げてました。なんかかわいそうでした。
最後にコロッセオです。ローマにあるものよりも古く形もきれいに残っています。約2万5000人が収容できるそうで今でもコンサートなどに使われています。1856年からはオペラも上映されています。欠けているところから見ても層の作りがとてもきれいで感動しました。
それからミラノへ移動して本日は終了です!



続きは、日程別 8月5日分をご覧ください。