ITF2014日程別_09

  日程別レポート  8月7日(9日目)

 このページは参加生徒の分担による「一周年記念海外学習の記録」を元にしています。必ずしも日程毎にはなっていませんが、生徒達がたどった道筋の記録です。ご覧いただけますと幸いです。各項目のクリックで該当ページに移動します。間違い等は、お許しください。

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 8月7日ベルサイユ宮殿

ベルサイユ宮殿の広大な庭

パリ最初に研修は、ベルサイユ宮殿でした。ベルサイユ宮殿はルイ14世が建造した建物です。門から宮殿に向かう道は石畳になっていて、とても大きい石が敷いてあります。今は、位置が変わってますが昔は地面から下に70㎝埋めてあったそうです。
私がこの建物の中に入ってみて一番に思ったことはとても広大な庭が出した。一番向こうが見えないくらい広くて、左右が非対称に作られていました。花や木がとてもきれいで、なんだかアリスの世界に来たみたいでした。

宮殿の建物配置図

 

宮殿の中は、二階に王様の部屋がありました。なぜかというと、一階だと敵が来た時に、狙われやすく、危険だからです。また王様が北側、女王様が南側に住んでいます。(女性は体を冷やしてはだめだから。)少し丘の上に作られていて、赤いところが最初に作られて、50年かけて増築された。(左)
昔は、全部で1180部屋あったそうです。鏡の間には52個のシャンデリアがあり、全てがろうそくだったそうです。鏡には、庭が映るようになっていて。この時代の技術でこんなきれいなものができるなんて、とてもすごいと思いました。

オルセー美術館

私がオルセー美術館でとても感動したのはクロード・モネの絵です。
モネの絵は、近くで見るとどんな風景が描かれているのかわかりませんが、遠くから見ると華やかな風景が描かれていることに気づきます。私が特に好きなのは「睡蓮の池 緑の調和」です。太陽の光に照らされる水面に反射してきらきら光る表現が細やかで、また上層から静かに流れてくる葉が実際にその場にいるかのように感じます。少しぼやけている感じが記憶の中の映像を見ているかのようでとても穏やかな気持ちになれました。

「アルジャントゥイユのひなげし」

ネットからお借りしました

広大に広がる風景、そして風が吹きさらさらなびく花の色と空の青は美しく爽快感を感じさせます。絵の左から右へと目線をうつしていくように描かれている表現がなされていてすばらしいなと思いました。

ブレラ美術館で初めてモネの絵を見て感動し、またオルセー美術館に訪れてさらにモネの細やかな筆のタッチと自然界の光の表現がひとつひとつ動いているかのように見える絵の虜になってしまいました。機会があれば、実際にその風景を見て描いたとされる場所ジベルニーにある家と街歩きをして、見たことのない風景を見てみたいです。

モネのほかに立ちどまって何分も見てしまった絵がふたつあります。
一つ目がルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」です。大画面に大勢の人が描かれていて鮮やかな色彩と人々に動作がとても華やかに感じます。見ているだけで笑顔になれる絵でした。

二つ目はローザ・ボヌールの「そぞろ歩き」です。
今までとはまたちがったはっきりとした壮大な作品でいかにもこちらへ向かってきそうな大きな牛と広大な大地がはっきりと写しだされていて、見た瞬間感動しました。こんなにも迫力のある絵を描いた画家が女性であるというのは驚きです。美術館を一周まわってももう一度見たくなってしまうぐらい強く記憶に残る絵でした。

時計からの景色

オルセー美術館は撮影が禁止されているので撮ることができなく残念でしたが、唯一撮れたのが時計からの景色です。時計の隙間から広がるパリの景色は絶景でした。


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