ITF2014日程別_05_a

  日程別レポート  8月3日(5日目)その1

 このページは参加生徒の分担による「一周年記念海外学習の記録」を元にしています。必ずしも日程毎にはなっていませんが、生徒達がたどった道筋の記録です。ご覧いただけますと幸いです。各項目のクリックで該当ページに移動します。間違い等は、お許しください。
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 フィレンツェ・ヴェネチア研修 フィレンツェ編

ジョットの鐘楼

私たちは5日目の午前中フィレンツェを観光し、午後からはバスと船でヴェネチアに向かいました。フィレンツェの観光は自由時間だったため僕を含む多くの人がジョットの鐘楼に登りました。ジョットの鐘楼は高さ84メートル、414段の階段があります。隣にある建物はドゥオモであり、10ユーロでドゥオモや周辺の建物に入ることができます。しかし、ドゥオモは大変観光客が多かったためのぼることができませんでした。少しだけがっかりした気持ちでジョットの鐘楼に上りました。階段の幅がとても狭く肥満体型の人とすれ違うときは通れないほどでした。そして、段差が所々異なっていたため登りにくかったです。

オレンジ色のフィレンツェの街並み

三分の一位登ると、左の写真のような景色でした。大聖堂がすぐ横に見えて細かな造形や色の細部まで見ることができました。フィレンツェは15世紀頃メディチ家によって統治されルネサンスの文化的な中心地になっていました。そのメディチ家の富と繁栄がいかなるものであったかということを感じました。

少し上からのフィレンツェの街並み

三分の二くらい登るとだいぶ絶景という感じがしてきました(右の写真)。ようやく登ってよかったなと思いました。とても統一感があって美しく、フィレンツェの町自体が世界遺産に指定されている理由がなんとなくわかりました。オレンジ色の屋根が連なり奥には山の緑があり、所々に聖堂があって、当たり前ですが、日本とは全然違うし、宗教の力や歴史の深さというものを肌で感じました。

頂上からのフィレンツェの街並み

長い長い414段の階段を全て登ると、フィレンツェの町全体が見渡せました。前の二枚の景色ももちろんきれいでしたがより高いところで見ると、まるで一枚の風景画を見ているような気分で空の青と町のオレンジの色のコントラストに心を奪われました。ジョットの鐘楼に登っただけでフィレンツェにある様々な観光地をだいたい回ったような気分になりとても充実感に満たされました。

鐘を引き上げるための塔中央の吹き抜け

また、最上階には格子の吹き抜けがあり、高所恐怖症の方は少し怖いかもしれないので注意してください。しかし、勇気を持ってのぞき込むと自分がどれだけ登ったかなどがわかります。
※この写真は格子の隙間からとったものです。

落書きだらけの鐘
現在の鐘

左の写真はジョットの鐘楼の鐘です。現在は使われていません。なので、この写真と一緒に写真を撮る観光客が多かったのですが、この写真からはよくわかりませんが、落書きがすごかったので僕はとりませんでした。ちなみに現在使われている鐘は左の写真の鐘ではなく最上階のさらに上のところにあります。

ついつい長居してしまいたくなるジョットの鐘楼、集合時間もあったため帰えるムードになった頃、突然鐘が鳴り始めました。ある一定の時間になると鳴るらしく、すぐ近くに鐘があったため耳が痛くなるような大音量でした。録音してもノイズがすごいことになってしまう位でした。さらに鳴っている時間が長く、音の響きというもの、音の振動を体全体で感じました。

最初はドゥオモに登れず、がっかりした気持ちでしたが、ジョットの鐘楼はそのドゥオモやフィレンツェのまち全体を見ることができ、その上、そこまで観光客が多くないとてもいい観光スポットでした。僕もまたフィレンツェに来てこの絶景を見たいです。あとドゥオモにも登りたいです。


続きは、日程別 8月3日分(その2)をご覧ください。

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