ITF2014日程別_05_b

  日程別レポート  8月3日(5日目)その2

 このページは参加生徒の分担による「一周年記念海外学習の記録」を元にしています。必ずしも日程毎にはなっていませんが、生徒達がたどった道筋の記録です。ご覧いただけますと幸いです。各項目のクリックで該当ページに移動します。間違い等は、お許しください。
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 フィレンツェ・ヴェネチア研修 ヴェネツィア 編

ドゥカーレ宮殿の天井画

フィレンツェからバスと船で移動して、午後から水の都ヴェネツィアに。午後の観光は、ドゥカーレ宮殿とため息橋、牢獄、サン・マルコ広場を見学しました。

ドゥカーレ宮殿と牢獄

ヴェネツィアの富の象徴であるドゥカーレ宮殿を見学しました。ドゥカーレ宮殿は、ヴェネツィア共和国時代に総督の政庁として使われていた宮殿で、度重なる改築を経て、15世紀にヴェネツィアン・ゴシック建築の現在の姿が完成しました。
元老院の間や外国からやってきた貴人と会見する場、階段などの装飾や天井画、壁画、立派な暖炉などありとあらゆるところが、富の象徴というだけあって、とても豪華で華々しいものでした。ひとつひとつの部屋の規模も大きく、天井も高かったです。
また国民からの投書を受け付けたポストのようなものや、当時の裁判所のようなところも見学しました。他にも、当時の武器や武具などが展示されている博物館のようになっているところもあり、当時使われていたものを見ることができました。細かいところまで全て見て回るには、とてもたくさんの時間が必要そうな繊細で芸術的で豪華でヴェネツィアの繁栄を感じさせるような宮殿でした。

「ため息橋」の飾り窓から見える水路

ドゥカーレ宮殿と牢獄のあいだは「ため息橋」と呼ばれる橋で結ばれており、私たちもその橋をわたりました。この橋は白の大理石で造られていて、石でできた格子のついた窓がありました。かつて囚人たちが裁判にかけられた後、牢獄に入る前に最後にわたったといわれる橋で、橋から見えるヴェネツィアの風景はとても素敵でした。写真はその橋から見える風景です。この景色を牢獄に入る前の最後の外の景色だと目に焼き付けて囚人たちは牢獄につながれたのだと思うとなんとも言えないような気持ちになりました。
橋で宮殿とつながっている牢獄は、やはり富の象徴であるドゥカーレ宮殿とは対照的に薄暗くて、狭く、いかにも牢獄という言葉の通りで、外の気温とは違ってひんやりとした空気を感じる場所でした。

サン・マルコ広場

ムーア人の時計台

サン・マルコ広場は、ヴェネツィアの中心であり、本島の湾に面しています。ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院、鐘楼などに囲まれたこの広場は世界で最も美しい広場と言われているそうです。とても広く、開放的で、人も多かったです。この広場をとり囲むようにお店が並んでいて、この広場に面しているカフェでは、ヴァイオリン、ピアノ、コントラバスなどの生演奏を楽しめるところが多くありました。また、サン・マルコ広場近くでは、やはりここヴェネツィアの名物であるヴェネツィアングラスのお店とカーニバルの仮面のお店が目立ちました。
この広場から見える「ムーア人の時計台」と呼ばれる時計は、1499年の完成から500年以上もの間ヴェネツィアを見守ってきた時計です。青地に金色の星座表とローマ数字が刻まれた大時計です。時計塔にはヴェネツィアとその守護神聖マルコのシンボルである翼のついたライオン、屋上には大きな鐘とそれを打つカラクリ式のムーア人像2体があります。鐘が鳴る際には、このムーア人の像が打ち鳴らすことから、「ムーア人の時計台」と呼ばれているそうです。

その他

サンマルコ広場の鐘楼

宿泊したホテルの屋上のテラスからは、ヴェネツィアの美しい街並みと海を見渡すことができました。その景色はとても美しく、綺麗で、本当に感動しました。


続きは、日程別 8月4日分(その1)をご覧ください。

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