第1回海外学習の個人レポート US2013 1年 F.M さん
参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。
1年 S.Mさん I.Eさん K.Kさん F.Mさん T.Sさん S.Rさん ホームへ
2年 I.Kさん I.Rさん K.Mさん S.Kさん N.Sさん N.Hさん
~アメリカの旅について~
《デトロイト空港》
デトロイト空港は80近くのゲートがあり、とても広く移動が大変なので無料の移動用のモノレールが走っていました。空港なのに中では鳥が自由に飛び回っていましたが空港はとてもきれいで快適でした。
空港のフードコートでマクドナルドに食べに行きました。この時食べたハンバーガーの大きさは日本の物と同じくらいでした。アメリカのハンバーガーはカロリーなども表示してありました。ワームグミという芋虫にそっくりなお菓子などのアメリカらしい楽しいお土産が売られていました。
この空港に着いた時からすでにアメリカがいかに発展しているかまたその自由さを感じました。
《ワシントン》
アーリントン国立墓地
アーリントン国立墓地には、ケネディ大統領のお墓があります。(中央)
ケネディ大統領の有名な演説が自身のお墓の周りに刻まれています。
リンカーン記念館
宮殿のように大きく、とても立派な建造物でした。
大統領就任時の有名な演説『人民の人民による人民の為の政治…』
ワシントン記念塔
リンカーン記念館の大きな池を挟んだ真向かいに建っています。工事中ではあったのですが白くてとても美しい建物でワシントンにいる間はいつもこれを見ることができました。
国会議事堂
国会議事堂のてっぺんにあるのは、自由の女神の像でニューヨークの自由の女神「The Statue of Liberty」に対し、ワシントンの国会議事堂の自由の女神「The Statue of Freedom」と呼ぶそうです。
↓
ホワイトハウス
スミソニアン博物館
ウドバー・ハジー・センター
日本に原爆を投下したエノラゲイ
日本の戦闘機の中央に大きく配置されていて複雑な感情を覚えました。
ユニオン駅
日本でいうと東京駅のようなものです。
駅では活気も感じられますが、
宮殿のような建物です。
ユニオン駅にはオバマ大統領のグッズがたくさん売られていてなかにはこんなものも!(←オバマ大統領の顔が印刷されたトイレットペーパー)
ニューヨーク
海から望むビル群と自由の女神
24時間ずっとにぎわっているタイムズスクエアとブロードウェイ
メトロポリタン美術館
特にエジプト美術の展示が多く、1日いても見足りない内容でした。
自然史博物館
ご存じナイトミュージアムの舞台
レプリカではなく本物!!
~アメリカで学んできたこと~
私にはアメリカの旅をするにあたって、大きな期待と素晴らしいものをたくさん吸収していこうという意気込みとともに陸上部のリレーメンバーの責任として旅行中に絶対に太ってしまってはいけないという使命がありました。肉を中心とした料理が多くファストフードの盛んなこの国で一週間どう自分の体重を維持しようか出発前まで色々悩みました。
ところが思ったよりもマクドナルドのハンバーガーは小さくて日本の物と変わらない大きさでした。それに友達が1人分のセットを3人分に分けてくれました。スミソニアン博物館ではハッピーミールという子供用のとても小さいものを買って食べました。ハンバーガーにはカロリーまで載せてありました。
野菜が全く取れないこともあったので日本から持ち込んだ野菜ジュースや栄養機能食品を活用しました。そしてバイキングの時になるべく多く野菜を食べるように心がけました。アメリカで最初に行ったワシントンのバイキングの時にお店の人に貝をよそってもらったらお玉2杯分くらいよそってもらったので驚き、アメリカらしさを感じることができました。
ニューヨークでは健康志向が高まってきていることがわかり、セントラルパークでジョギングをしている人が大勢いてオーガニックレストランが増えていることを知りました。オーガニックの食事は野菜の割合か多く、野菜の質の良さを感じました。食べ終えてみると驚くほど胃もたれしていなくて驚きました。
またアメリカには素敵なおもしろいお菓子がたくさんありました。カップケーキは充実していてマフィンと同じくらいの大きさで可愛らしく作ってあり何枚も写真を撮りました。ペンタゴンシィティのゴディバには苺にチョコがかかったものを花束のようにラッピングしてあるものがあり、とても良かったです。
シナモン入りのベーグルやプレッツェルなども食べて食物科の視点でアメリカの食文化を味わいながら、食物科で学んできた吸収率などの知識を生かしながら太らないように気を付けていました。加えてホテルの部屋では毎晩筋トレをし、ニューヨークのホテル内のジムにもみんなで行くことができました。身体を動かすことで時差ぼけの頭がすっきりとしただけでなく、体重も全く増やさず体力も予想以上に保つことができました。ジムには青りんごが置いてあり自由にとって食べることができました。
今回の旅の中で特に印象深かったのはエノラゲイです。冬休みに修学旅行の調べ学習で日米の2つの国から見た原爆というテーマに取り組みました。アメリカで実際に原爆を投下した本物のエノラゲイは一目見たときから何か重い雰囲気がありました。とても大きくて外見も技術も立派な機体だとは思いましたが、特に爆弾を落としたふたの部分を見たとき、これが広島にいた多くの人々の命を一瞬にして奪い去り、消えることのない深い悲しみを与えたのかと思うと、日本人としてどうしようもない悲しさや悔しさがこみあげてきて今すぐに壊してしまいたいという感情が湧いてきました。冷静になって再度機体を見てみても大事に保管されていたあのエノラゲイは負の遺産としてではなく被害を最小限度にとどめた英雄として保管されているように感じました。春休みの英語の課題で佐々木禎子さんをテーマにした「SADAKO」を訳する中で、改めて日本側の原爆の視点も知ることができました。五月には修学旅行で原爆ドームなどを見てさらに2つの国の原爆の視点を知って深めていきたいです。ここまで原爆のことについて触れる機会が与えられて本当に心から感謝しています。瑞陵高校に入って本当に良かったと思いました。
この旅を通して素晴らしい人にたくさん会うことができました。もちろんアメリカ人は優しくてユニークな人たちが多くいました。今回の旅の中の2年生の先輩方がまだ名前も顔もよくわからなくて緊張している時にみんなで仲良くなってより旅を楽しもうということで旅行中に、親睦会をしてくれました。みんなの旅を良いものにするための先輩方の行動・姿勢が本当に素晴らしいと思いました。一週間共に旅をしてきた仲間一人一人がいい人たちでした。この旅では普段は気づかなかったけれど自分の周りには素晴らしい人たちがたくさんいるということを実感することができました。自分の英語が買い物や食事の注文の際になかなか通じなかったのに比べ、添乗員の有馬さんはいろんな局面で英語はもちろん中国語なども駆使して困っている人を助けたり、自分の考えをきちんと伝えることができるのを見てとてもかっこいいと思いました。今後は、生きた英語を学ぶ必要性を強く感じました。
本当にこの旅行では、言葉では表せないほどたくさんのことを学び、また素晴らしい体験をさせて頂いて、この機会を与えてくださった財団の方々や、支えて下さった方々に心から感謝しています。ありがとうございました。