US2013報告集6

  第1回海外学習の個人レポート US2013   1年 K.K さん 

参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。
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2年 
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 アメリカのレポート

僕は今、アメリカに行けて本当によかったと思っています。ずっと行きたいと思っていたのですが、なかなか機会もなく…。この助成金を寄付してくださった熊澤さんには、本当に感謝しなくてはいけません。アメリカへ行って、さまざまな「新しい経験」をしました。分からないことだらけで、不安な時も多々ありましたが、思い返せばすべてがとても貴重な体験だったなと思います。

まず、僕が旅行前からずっと不安だったのは、やはり英語が分かるかどうかでした。学校ではずっと勉強してはいましたが、もし全然相手の言っていることが分からなかったらどうしようなどとばかり考えていました。親には、「アメリカ行くからには、英語を少しくらいはしゃべってこいよ。」と言われていました。自分でも、やっぱりすこしくらいは…と思っていました。

いよいよ出発の日、この日は行くのがとても楽しみで、中部国際空港で説明を受けたりしている間もずっと胸を高鳴らせていました。家族と別れを惜しんで、いよいよ飛行機、と思っていたらさっそく、飛行機の客室乗務員さんに外国人がいました。僕はずっと、あの人が飲み物とか機内食とか聞きに来たら嫌だなあ、と思っていました。そんなこんなで離陸の時間になって、13時間のフライトが始まりました。けれど、機内食を配るときに時に外国人の客室乗務員さんが来ました。正直、うまく伝わるかとかが不安でした。けれど、ちゃんと言いたいことを言って伝わったので、安心しました。案外伝わるんだなと思いました。そのあとの飲み物を配るときにも来ましたが、聞かれていることもちゃんとわかったし、それに応えることもできたので、自分の英語がちゃんと伝わっているという自信にすごくつながりました。
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そして、デトロイトに到着しました。その時僕は、ついにアメリカに到着したと、とてもうれしかったです。滅多に来れない海外に初めて来たといううれしさでいっぱいでした。
入国審査の時にも英語で質問をされて、分からない部分もあったけど、分かる単語をつないでなんとか理解できました。そのあともいろんな場面で現地の人と話をしたりしましたが、同じような感じでなんとか切り抜けることができました。しかし、それではあまり会話をしたということにはなりません。やっぱりもっと英語を勉強して、今度来た時は現地の人たちとペラペラと英語で会話ができるくらいまで、英語ができるようにしたいなと思いました。将来的にも英語は必ず必要になると思うので、完璧とまではいかなくても、もっと頑張って勉強しなくちゃいけないということを、改めて痛感しました。

アメリカでの食事は、正直な感想を言うと、毎回毎回量が多かったです。バイキングの時に自分が取り過ぎたというのもありましたが、フードコートとかで食べるときとかは、1品だけの注文で十分おなかがふくれました。それなのに、周りにいた現地の人々は、女性で一見そんなに食べなさそうな人でも、すごくたくさん食べているなという印象が強かったです。なんとなくは分かっていたけど、実際に自分の目で見てみたら、改めてすごいと思いました。日本人と体格の差があるわけだ…。

基本的には日本にもあるような料理が多かったです。しかし、初めて見るような料理もいくつかありました。その中には、口にまったく合わず、食べられなかったようなものもありました。友達も食べて美味しくないと言っていたので、きっと日本人の口には合わなくて、日本で作られていない料理なんだろうなと、自分で考えていました。どんな料理も、1度は食べてみないとどんな味か分からないので、どんな味かはともあれ日本にない料理を食べれらてよかったです。
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アメリカでは、日本と違うところがたくさんあって、驚くこともありました。アメリカには、枕チップやレストランでのチップなど、チップというものがあるのを初めて知りました。理由は、サービス業の賃金が安いのでチップを生活給とするためだそうです。けれどアメリカの人は、感謝の気持ちを込めてチップを払うんだそうです。日本人も、チップを払うようにしようとは言いませんが、もっとサービスを提供してくれる人たちに対して感謝するべきです。

電車やバスの扉が閉まるのがとても早い、というのもありました。まだ人が降りている途中なのに、すでにしまりかけていて、ちょっと危険だなと思いました。日本だったら絶対に途中でしめるなんてことはないので、不思議です。

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僕が今回の旅行で1番行きたかったのは、博物館でした。どんな動物がどこに生息していたか、どういうものがどういう経緯でできあがったのか、そのような興味深いことが、山のようにありました。1つだけの博物館でも、1日では見切れないほどの展示物の数があります。しかもワシントンの博物館は無料で入れて写真撮影も可能なので、僕が近くに住んでいたら絶対に通います。

ワシントンでは自然史博物館と航空宇宙博物館、ニューヨークでは自然史博物館に行きました。2つの自然史博物館では、おもに動物のところを見学しました。とくに、古代生物とかを中心に見て回りました。小さいころから動物が好きだったので、昔に戻ったようにとてもわくわくしました。すべての説明が英語で書いてあるので読めませんでしたが、きっと面白いことばかりが書いてあるに違いありません。英語が読めるようになったら、絶対また行きます。ガイドさんに案内してもらったところは、説明を聞きました。初めて知るようなことばかりで、とても勉強になりました。

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航空宇宙博物館では、大体の飛行機を案内してもらえたので、とても分かりやすかったです。第二次世界大戦中には、世界中でとても多くの戦闘機などがつくられていたということも知りましたし、宇宙から日本への帰還の仕方も、前からずっと気になっていたので知ることができたのでよかったです。僕は大学で、航空宇宙科に進もうかと思っているので、ここで少しだけだけど学んだことを生かせたらいいなと思っています。

 

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今まであまり興味のなかった絵画も、ガイドさんや添乗員の有馬さんがたくさん解説をしてくださったおかげで、絵に込められている想いだとか何を表現したかったのかということを理解することができたので、見るのが楽しかったです。そうやって絵のことが分かるようになって、だいぶ見方も変わりました。とても有名な絵も見ることができて、一生の思い出になるでしょう。

ミュージカルも興味がなくて、行きたいとは思っていませんでしたが、実際に行って見てその迫力に圧倒されました。もっと静かに黙って見るものだと思っていたけど、笑ったりもしていたし、役者の演技も素晴らしかったです。何を言っているのかは分からなかったけど、演技のおかげで場面が大体想像できました。そして何よりも、歌にとても感動した。ウィキッドの中で歌われる歌はどれもよかったです。僕は、第1幕の1番最後の部分がとても印象的で、ものすごく感動したことを覚えています。これから、日本で公演されるミュージカルで興味があるものがあったら、ぜひ見に行きたいと思います。

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僕はこの旅行で学んだことを考えてみました。博物館で見たもの、美術館で見た絵、とにかくいろいろなことを学んだと思います。どれもしっかり覚えておくべきことだと思います。でも、学んだ中で1番大切なこと、それは、この企画に参加しようとしたり、展示物を自分の目で見たりといった、自分でやってみようと思う気持ちだと思います。そういう気持ちがあったので、アメリカでとても有意義に過ごすことができました。なんでも挑戦する勇気を持つことが大切、ということを今回学びました。

あとは、英語をもっと分かるようにしないといけないということ。有馬さんくらいしゃべれるようになりたいと思いました。またアメリカに行きたいです。

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