ローマ着までの2ページ目です
項目のクリックで、当該ページへ移動できます。
1ページ目に戻る / 財団のトップページへ戻る
フィンランドでは紙パルプ生産のために計画的な森林伐採と植林のバランスがもう何年も前から成り立っているとは聞いていましたが、眼下に広がる森林にはその片鱗を見ることができました。農地や森林、湖等のバランスが非常にいいですね。気候的には厳しい時期もあるでしょうが、見た目にトゲトゲしいものを感じさせません。
中部国際空港を出発したフィンランド航空AY080便は、予定時刻より若干早くヘルシンキ空港に到着しました。入国審査も無事通過し、乗継の時間で生徒たちは買物に挑戦し、ガス入りのミネラルウォーターや微妙な味わいの品々を思い切り楽しんでいました。また、帰路は乗り継ぎ時間が短く、買い物時間が取れないので、ムーミングッズは見逃せません。
そうこうするうちに乗継便の遅れが判り、ロマ市内のスーパーで調達予定の夕食を急遽購入したりと慌ただしく時を過ごすことになりました。
乗り継ぎ便のAY-783便は1時間ほど遅れての出発です。ヘルシンキ空港に着陸した時点でも若干違和感があったのですが、タキシングの速度が速いのです。広い空港をチンタラ走っておれるかの勢いです。そして滑走路に入ったかと思ったらもう加速していきます。
ローマへの空路も雲海の連続でした。しばらくすると軽食が配られました。チキンと野菜は分かるのですが、何かが足りません。他の皆さんに配られたものにはフォークセットが入っていますが、ご覧の通りです。早速生きるための戦いです。
レオナルド・ダビンチ空港で荷物を受け取る際、トランクに傷が付いていたり、ベルトがなくなっていたりと、旅のトラブルも早速体験です。何しろ荷物の積み下ろしの音を聞けば、さもありなんです。
シェンゲン協定によりローマでの入国審査はなく、もうこれで終わりって行ったところです。送迎のためのバスへの誘導は専門のアシスタントさんが行います。彼はわざわざ荷物を1つ持つことで皆のペースに合わせるなど、後で考えると非常に細かい点にまで気を配っていたことが分かります。到着時間が遅く、危険回避もあって記念写真の撮影はできませんでした。
ホテルへは専用の大型バスで快適に移動しましたが、車線のない道を独特のタイミングで突っ切って行きます。まるでF1レースの中にいるような気分です。運転手がハンドルを切るごとに、トランクルームから音が聞こえてくるのは愛嬌です。
市内に入ると古代からの遺跡が次々と現れます。アシスタントさんは、「これは2000年前のものね。」「こちらはXX年前のものね。」新旧が入り乱れ、ローマの魅力に魅入られ始めたところです。
ホテルは市内中心部のテルミナ駅周辺にありますので、さすがに道路は混んでいます。また、かなり暗くなってきました。ホテル前は一方通行のため、ぐるりと回って玄関横付けです。これも盗難等のトラブル防止への絶対条件です。
ロビーでの待ち時間は、生徒たちには友人・家族とのLINEタイムです。メールアカウント等(架空でも通るとか?)の入力を求められますが、無料で使用できるWi-Fiがどのホテルや空港にも整っていました。
海外旅行で必ず話題となるトイレ。かっこいいデザインですが、フラッシュバルブというかボタンを、理解するまでに、??の連続です。洗面台も、実にユニークでした。洗濯のためかと考えたくなります。
とりあえず一日目は終了です。
続きは、バチカン美術館のページ をご覧ください。