US2017報告集_個人10

第5回海外学習のレポート 1年 IWA さんのレポート

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スミソニアン博物館群とメトロポリタン美術館見学8日間の旅

研修旅行参加の目的

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日本の人たちとは違う空気、文化に触れてみたかったから。
外国の文化、芸術、学校の授業ではやらないアメリカ人たちの生活等を身をもって経験することで、あるものごとに対しての新たな視点を増やし、そしてそのことについて多くの視点から見て考えて、自分なりの意見を持てる人になりたいと思ったから。

目的達成のために何を見学して体験したか

行く所々での人々の会話や行動、また物や設計、設備等をじっくり観察し、メモに納めた。
(例)
アメリカ人は壁と床があったら座り込む。
電車には吊革が無く、鉄柱がたくさんある。
トイレットペーパーにはホルダーが無い。等々

何を感じ、何を学んだか

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・アメリカ人の行動を見て、アメリカ人は、ある行動をするために、必要最低限の条件が揃ってさえいれば良いと考える傾向がある、そう思った。
(例)
壁と床があったら、座る。
人が通らなかったら、車は赤信号でも渡る。
ホテルのロビーにて、床に座り込んでストレッチする人々がいた。
・アメリカ人は大胆だと思った。
(例)
大通りで自分達が乗っていたバスがバックして車線変更していた。
赤信号でも横断者がいなければ、車が走っていた。
赤信号でも車が走っていなければ横断する人がいた。
バスがカーブする時、歩道に乗り上げていた。
・日本と違い、人目を気にしない。
(例)
ホテルのロビーにて、床に座り込んでストレッチする人々がいた。
マックの接客で、客が来るまで待つ間、めんどくさそうな顔をして机を叩いている女性を見かけた。
ホテルのロビーにて、机の上に足をかけてリラックスする男性がいた。
・わざわざ自分で考えるよりも人に聞いて話す方が速いと知った。
(例)
自分でマップを使って場所を知るより、人に聞いて場所を突き止める方が速かった。
・文法が成り立ってなくても、単語やジェスチャーを用い、伝えようとする意志があれば伝わる。

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・アメリカ人は判断が早いと感じた。
(例)
考えて話す所をよく見たが、皆”Um,”と言い終わったら”Yes.”や”No.”など即座に答えを出していた。
・アメリカは危険がたくさんあると感じた。
(例)
銃の持ち込み禁止マークをよく見かけた。
今回行ってきた所の大半にセキュリティチェックがあった。
リバティ島に移動する船に乗っている間、武装船が護送していた。
・貧富の差が大きいと感じた。
(例)
NYやD.C.の駅や地下鉄内にて金をくれと頼むホームレスがいた。
ワシントンにて”Change, please.”と頼んで来る女性がいた。
ごみ箱を漁るホームレスがいた。

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・アメリカの人々はよく話すと感じた。
(例)
電車内で人々の大半は電話をしたり、会話をしてた。
レジにて、店員は最初”Hello.”や”How are you doing?”と話す。
最後には”Have a good day.”と話す。
機内では添乗員とお客さんが楽しそうに会話するところをよく見かけた。
・日本は整備されている国だと感じた。
(例)
NYにて、道路にも駅にもゴミがたくさん落ちてた。
NYにて、道路が凸凹なので、バス内が一種のアトラクションの様だった。
故障しているエスカレーターをよく見かけた。
・日本は優しい国だと思った。
(例)
日本では時間通りに電車が来る。
アメリカでは人が乗ってる最中でも電車の扉を閉める。
・日本の企業が携わっているところをよく見かけて、嬉しかった。
(例)
”NISSAN”,”TOYOTA”,”SUBARU”,”HONDA”等、コマーシャルで宣伝されていた。
”NISSAN”,”TOYOTA”,”SUBARU”,”HONDA”等の車がよく走っていた。
セブンイレブンがあった。

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・ホロコーストミュージアムにて、建物は強制収容所に似せていて、建物内で裸にさせられたユダヤ人が穴を掘り、穴が深くなったら射殺されるという酷い映像を見た。他にも、ガス室へ連れて行かれる過程を表す模型があり、ガス室内で苦しむ人々や、ガス室に毒ガスを流し込むガスマスクをつけたナチスの軍人の模型があった。迫害を受けた人々の体験談の映像などがあった。心の底が沈み込むような辛い気持ちになった。
・いつもなら、このような研修や旅行など、遠くへ行くとまだここにいたい、帰りたくない、など悔やむ気持ちが強いのだが、今回の研修はすごく充実していて、少し寂しいが帰っても悔いは無い、すごく良い経験になった、そう思った。

この経験を、今後の自分にどのように活かしていくか。

この研修でアメリカと日本は根本的な考え方から異なる事を知った。例えば”ある行動をするために、必要最低限の条件が揃ってさえいれば良いと考える”など。このように新たな視点が増えた。この新たな視点と今まで持っていた視点を組み合わせてこれからの物事を多くの視点から見ていこうと思う。この研修で、日本は整備されている国である事をよく知ったので、これからは日本人として積極的に美化に努めようと思った。アメリカでは、分かりやすい説明が無いので、何かをする時は人に聞かなければならないという事を知った。また、人に聞く方が速く情報を得る事が出来る事を知ったので、これからは人に聞いて行動しようと思った。

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一般財団法人瑞陵高校助成基金や、他の生徒に向けて伝えたいこと

僕は海外へ行く夢を今までに何回も見る程、海外にとても憧れていた。だがその反面、慣れない未知の世界に対する恐さも同じくらいあった。今回、財団の方々の御厚意により海外に行くという夢が叶い、また、先生や海外ツーリストの方々のサポートにより、海外に行く事への不安も無くなった。この研修で、僕は”未知の世界に足を踏み入れる”とはどういう事かを知った。日本とは異なるアメリカの根本的な考え方に触れ、新しい視点を増やす事でより柔軟な考え方をする事が出来るようになったと思う。だから僕は今後新たな視点を求めて海外に行きたいと思った。このようにこの研修で僕は”次のステップへのきっかけ”を得ることが出来た。
財団の方々は、このようにして生徒達に”次のステップへのきっかけ”を与えてくださいます。ですから、僕たち生徒は財団の方々に感謝し、積極的に参加するべきだと僕は思います。