第6回海外学習のレポート IT2018 2年 AZS さん
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イタリアを巡る6泊8日の旅
はじめに
日本とイタリア
僕が今回イタリア海外研修に参加しようと思った理由は、日本とイタリアで食事や文化などにどのような違いがあるのか、それを実際に自分の目で確かめたかったからです。
1.日本とイタリアのコミュニケーション
■イタリア人は身振り手振りが大きく、感情表現が豊か
イタリア人は日本人と違って感情表現が豊かであり、身振り手振りが大きいコミュニケーション文化があります。挨拶としてキスやハグも普通にする文化があります。挨拶のキスは、互いの両頬を交互にあわせるものです。ガイドさんが目の前でやっているのを見て、なんだかとても楽しそうで、僕もそんな楽しい感じでコミュニケーションをとってみたいと思いました。
2.日本とイタリアの治安や街文化の違いについて
■イタリアと日本の治安の違い
バラやミサンガを渡してきてお金をぼったくる人や、ポスターを踏ませてお金を取る人などがいて、日本では考えられないような光景に驚きました。
■あんまりきれいとは言えない
街を歩くと、そこらかしこに落書きがありました。あまりに多すぎてなんだか恐怖を感じることもありました。それにごみも多く、日本はなんてきれいな街なんだろうと思いました。
■道路がボッコボコ
イタリアの道路は石畳が多く、アスファルトで舗装されていたとしてもきれいとは言えない感じでした。特にナポリなんかはぼこぼこすぎてバスの車内は一種のアトラクション状態になっていました。
■イタリアには駐車場がない
イタリアには駐車場がなく、道路のわきにびっくりするほどつめつめに縦列駐車をしていました。ちなみにどうやって出るかというと、前後の車に当ててスペースを作るそうです。バンパーはぶつけるためのものだっ!
■イタリアにはコンビニがない
日本では当たり前のコンビニですが、イタリアには24時間営業のコンビニはありません。イタリア人は日本人と働き方の文化が違いますので、必要なものはお店が開いている時に買っておきましょう。
■イタリアと日本のタバコ文化の違い
イタリアのタバコ文化は、公共の場所で吸うことはできません。レストランやホテルなどの建物内も同様です。外で吸うことに関しては、特にルールはないらしく、歩きたばこも当然のように行われていて煙たいと感じることも多々ありました。
■公衆トイレは無料ではなく有料が多い
イタリアで公衆のトイレを利用する時は、無料ではなく、入り口にスタッフまたはおかねをいれるところがあってトイレチップを払う必要があります。 だいたい、50セント~1ユーロ程度であり、チップの料金は入口に書かれています。なので、トイレを利用するためにお店に入ってしまう方も多いです
トイレだけでなくほかにもいろいろなことにチップを払わないといけませんでした。例えば、ホテルを朝出るときに清掃員の方に払う枕チップや、レストランで食事代金の10パーセント分を払うチップもありました。
■お店について
日本とは違い、野菜は量り売りです。ばら売りなので、1つからでも、買いたいものを買いたい分だけ買うことが出来ます。カートも日本のように後ろから押すのではなく、タイヤの付いたカゴを前から引っ張っていくようなタイプです。
街を歩いていると、薬局の多さに驚きました。日本でもドラッグストアはたくさんありますが、イタリアのような薬専門店ではありません。そして、よく救急車が通ります。1日に1回はサイレンの音を聞いていました。イタリア人はそんなに怪我や病気をするのかと感じました。
3. 日本とイタリアの食文化に違いについて
■日本の食文化は主食=白米イタリア=パン
日本では主食がお米の家庭が多いですが、イタリアではパンが主食の食文化です。生地にオリーブオイルが練りこまれているフォカッチャやスティック状の細長いグリッシーニという塩味が効いたパンなどが有名です。
■パスタの食べる時、スプーンは使わない
イタリアではフォークのみを使ってスパゲッティを巻くのがあたりまえのようで、スプーンは出てきません。巻く時は必ずフォークを縦にして、パスタを巻くようにしましょう。
■パスタなどのメイン料理をおかわりNG
パスタなどのメイン料理を食べたなら、また一皿目の物をおかわりすることはできません。テーブルマナーです。だけど、ローマで店員さんに「ボーノ!!」ってやったらおかわりくれちゃいました。イタリア人ホントすばらしいなって思いました。
■水は基本ガッサータ
イタリアでは、水は炭酸水(ガッサータ)が出るのが一般的です。僕はホテルの部屋の冷蔵庫に入っている水を飲んだらガッサータで、僕の口には合わなかったらしく危うく吹きそうになりました。炭酸水が苦手な人は「ノンガス」と注文しましょう。
■イタリアのカルボナーラはクリーミーではない
イタリアでのカルボナーラは、卵とチーズのみで作ります。生クリームを使用しません。卵とチーズとグアンチャーレっていう豚の頬肉の塩漬けだけです。最初出てきた時は驚きましたが、日本のカルボナーラのクリーミーなイメージとはまた違って、とてもおいしかったです。
■料理は一人一皿が基本
イタリア料理では一皿ずつ提供されるのが基本であり、これは家庭でも一緒です。ピザでさえも一人1枚で、イタリア人は女の人でもそれを平気でぺろりと食べていて日本人の小食さを実感しました。
<感想>
今回、自分のテーマとしては日本とイタリアの文化の違いについてみてくることでした。まず着いて思ったのは、日本と違って全然看板がなく、石で造られた美しい街並みでした。最初のあの感動はきっと一生忘れない思い出になると思います。そして、イタリアではそこらじゅうになんだか怪しそうな人がいて常に自分の持ち物を警戒しなければならず、日本がいかに安全な国かということも実感しました。日本とイタリア、どちらもいいところ悪いところがあり、それぞれの国についてより深く知ることができてよかったです。
そして今回このような機会を与えて下さった財団の方々に心から感謝します。