IT2018報告集_個人5

第6回海外学習のレポート IT2018 1年 YKM さん

参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。
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イタリアを巡る6泊8日の旅

★1日目(3月21日)

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ドキドキを胸に日本を飛び立ちました。飛行機のなどから見える美しい景色、徐々にイタリアに近づく航空マップ、興奮覚めやらずなかなか寝付けませんでした。JALの機長様から頂いたしおりもとても素敵な思い出です。イタリアの町に着くとみるのもすべてが美しく、新鮮でついにイタリアについたのだと幸せでした。それから、ディナーを食べて長い長い1日が終わりました。

★2日目(3月22日)

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この旅で最初の見学場所は、最後の晩餐。事前学習で調べた場所であり、絵を目にしたときは言葉にならないほど感動しました。500年も前にレオナルドがここで筆を動かしていたかと思うとたまりません。次はスフォルツェスコ城。そこで私は、高まる気持ちを裏腹に、なんと携帯をなくしてしまい、戻ってこないと覚悟を決めました。
その時、警備員のお兄さんが見つけて持ってきてくださり、一言おっしゃったのです。「届けてあげたから、Facebookフォローしといて」と。さすがイタリア。おかげさまで、お城の見学に専念することができました。感謝でいっぱいです。
お昼はアーケードを通りミラノのドーモの見学。厳かな雰囲気の中で光るステンドグラスには、物語が記されており、一つ一つ見るのが面白かったです。そのあとの町の見学では、私が下調べで行きたいと思っていたマロングラッセのお店にも連れていっていただいて、ミラノの街を堪能しました。

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←私が初めて話しかけたかけたイタリアのおじいさん。朝食はイチゴ山盛り。
イチゴ好きなのね。

★3日目(3月23日)

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本日最初は、ミラノのブレラ美術館。建物も作品の一部のようで美しかったです。調べて、何度も写真で見ていた作品がどんどん現実のものになっていって、感動しました。右の写真のようにイタリアの小学生の子たちは本物を見て育っています。素敵ですね。

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昼からはミラノに別れを告げて、花の都フィレンツェへ。花の都というだけありガイドさんにもフィレンツェの紋章である赤い花が咲きました。ウフィツィ美術館では、ヴィーナスの誕生や春、受胎告知多くの名画を鑑賞し、美しさに魅了されました。ヴェッキオ橋からの夕日も一生忘れません。みんなの手の中には、大きなイノシシの像があります。鼻を触ると再びフィレンツェに戻れるそう。

★4日目(3月24日)

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本日最初は、ミケランジェロ広場。町が一望でき、美しい!フィレンツェに魅了されました。続いて、フラ・アンジェリコの作品が多く展示してある、サンマルコ美術館へ。この人の作品は、ほんわりと温かみがあり、有名な受胎告知は心が安らぎました。

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数分歩いたとことにある、アカデミア美術館では、ダヴィデ像にご対面。また、音楽で習った貴重な楽器の数々が展示されていました。厳しいご指導をしてくれた音楽の加藤先生に感謝です。
そのあとの町散策では、大聖堂を眺めながらイタリアでの初ジェラート。世界的に有名なフィレンツェの革製品の市場では、お兄さんを押し切って1ユーロまけてもらいました。そのお金は私のトイレチップに。お兄さんに感謝です。昼過ぎ、フィレンツェに別れを告げローマへ。

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夕食のレストランは、フレンドリーな店員さんばかりでとてもおいしい時間を過ごしました。

★5日目(3月25日)

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本日は早朝からユーロスターに飛び乗り、ナポリへ。アンディアーモ!(出発!)
ユーロスターの中では私たちの指定席におじさんが座っているというまさかのハップニングが。おじさんと覚えていった少しのイタリア語でお話しし、それもまたいい経験となりました。ナポリではじめに驚いたことはバスの運転が荒いこと。ジェットコースターよりも怖かったです。

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ナポリの考古学博物館で一番心に残っている作品は、酔った人がワインの袋の上で鼻歌を歌っている銅像。今にも鼻歌が聞こえそうで、その当時の人のありのままが表されていました。また、古代の食器なども置いてあり、ここまで文化が進んでいたということに感激を受けました。
続くカポディモンテ美術館では、パルジャミーノやカラバッジョの美しい作品に目を奪われました。ガイドさんの言っていた「カラバッジョは私の彼氏」といっていたことが少しわかった気がします。

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お昼に大きなナポリピザを一人でたいらげたら、次はポンペイ遺跡へ。2000年前にタイムスリップです。町での暮らしは現代とほとんど変わることはなく、欲場や劇場、歩道にパン屋さん、すべてに感動しました。ローマにもどってスーパーマーケットの見学に連れて行ってもらいました。イタリアならではのチーズやスパイス、たまりません。そのあと腹ぺこの人だけ、レストランへディナー。とてもフレンドリーな店員さんにお客さんで、向かいの席に座っていたドイツの女の子とお友達になりました。とても濃い1日でした。

★6日目(3月26日)

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ついに最後の観光の日がやってきました。本日最初は、バチカン市国へ出国。ガイドさんは、昨日から引き続きフランチェスカさん、運転士さんはフランチェスコさんです。

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バチカン美術館では、最後の審判、アテナイの学堂、地図のギャラリーなど素晴らしい作品を見ることができ、感動しました。一つ一つ絵の中の物語を知っていくたびにさらに作品に引き込まれます。次は美術館からそのままサンピエトロ大聖堂へ。世界最大級の大きさを誇る大聖堂ですが、中に入ると、距離を測る感覚が麻痺してしまい、天井近くの装飾の一部が教室と同じくらいの大きさだといわれた時にようやくその大きさを理解しました。地図のギャラリーで自撮りしようとしたら、写真に入ってくるイタリアの学生さんたち。イタリアでは、いま、修学旅行シーズンなんだそう。

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再びイタリアに入国し、ローマの町を見学。私の大好きなローマの休日に出てくるスペイン広場をと通り抜け、ランチ、トレビの泉にコインを入れて、ジェラート片手に、真実の口へ。限られた時間でローマを満喫しました。そして、最後の見学場所コロッセオにフォロローマ。いきなりの雨に見舞われましたが素晴らしい見学ができました。ガイドさんとの別れは思わず涙がポロリ。グラッチェ、フランチェスカ。そして、私たちの最後の晩餐カンツォーネへ。大迫力で圧巻の歌声でした。最終日もまた素晴らしい日になりました。

旅のまとめ

素晴らしい作品の数々、出会ってお世話になった方々、町の雰囲気、美しい景色、心に刻み込みました。一生忘れることはないでしょう。
イタリアのバーの玄関口には古代からよくドクロのモザイク画が掲げてあったそうで、そこには「人はいつかみな死ぬのだから今を楽しもう」という意味があるそうです。この旅の中で私も、もっともっと今の瞬間を楽しもうと、目に見えるすべてに関心を持ち、いろいろな人に声をかけ、限られた時間をさらに濃いものにすることができました。イタリアでの時間は、さらに私の視野を広げてくれて、寛容な心を持つことができました。いろんなところで一回りも、二回りも大きく成長した一週間であったと思います。

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大好きな9人の仲間、添乗員の牧瀬さん、加藤先生、全員で無事帰国できたことうれしく思います。一週間本当にありがとう。グラッチェ。
最後になりましたが、このような素晴らしい機会を与えてくださった財団の皆様言葉にならない感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。