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山越えを終わると平坦な道となり、両側はほぼ農地が続きます。この時期はトウモロコシが最もよく目につきました。さすがに葉の付き方からスイートコーンとデントコーンを識別するまでの自信はありません。他に目についた作物は、ソルガム(コウリャン)が収穫間近で、牧草のアルファルファ(ムラサキウマゴヤシまたはルーサン)は紫色の花を付けています。ダイズも結構栽培されていました。
高速道路は集落を避けて作られているようで、広い畑の向こうに集落の家並みと教会の鐘楼があり、ポプラ並木も随所に見られます。一部の畑は放棄状態で、雑草が繁茂していますが、樹木の侵入には至っていないようです。なお、遮蔽目的かどうかは分かりかねますが、高速道路沿いに落葉樹の繁茂しているところが結構あります。
果樹としては、ブドウとリンゴが目につきました。もっとも、赤く見えことからリンゴと思ったものに西洋ナシ(西洋梨)が結構多いことを後ほどミラノのスーパーで気づきました。日本では代表品種のラ・フランスを含めほとんどが秋に収穫されるため候補から抜け落ちていました。スーパーの品揃えを見る限り、青リンゴが圧倒的で、赤い色のあるものは洋ナシでした。
果菜類ではトマトと覚しき畑がありました。日本の加工用トマトと同じように支柱は使わず地面を這わせる栽培方法で、写真では見づらいですが、赤い色の実が結構見えました。
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