US2019報告集_個人9

第7回海外学習のレポート 1年UMTさんのレポート

参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。
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スミソニアン博物館群とメトロポリタン美術館見学の旅8日間

参加を希望した理由

初めてこの事業の要項を見たとき僕は「瑞陵高校は海外研修に行くことのできる高校なんだな。こんな高校に来ることができて本当に良かったな。」と思いました。説明会に行ってみるととても多くの人で溢れていました。こんなに多くの人が申し込むなら倍率がとても高くなり、選ばれにくくなると思いました。しかし、アメリカに行き、アメリカの凄さや博物館や美術館を見て得られる新しい価値観などを体感したいという思いで申し込むことに決めました。

見学したもの

アーリントン墓地

アメリカに着き、一番初めに行ったところはこのアーリントン墓地です。ここでは南北戦争や第二次世界大戦などで亡くなったアメリカ人の墓がたくさんある墓地です。ここに行くと360度どこにでも墓がたてられています。戦争はとても多くの人が犠牲になり本当に悲惨なものだったのだと感じ、二度と起こしてはいけないことだと思いました。また、この墓地で特に関心が湧いたのはアメリカ合衆国の大統領になり暗殺されたジョンFケネディの家族の墓です。この墓はほかの墓よりも豪華にたてられていました。また、アメリカの人も多く見に来ているところから、有名で、かつみんなから尊敬されていた人なんだなと思いました。

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国立航空宇宙博物館(ウドバーハジーセンター)
次に紹介する関心を持った場所はウドバーハジーセンターです。ここにはたくさんの航空機や宇宙の乗り物が置いてあります。本物のスペースシャトルを見ると写真を見ただけではわからない汚れや傷を見ることができてとても感動しました。スペースシャトルだけではなく本当に戦争で使われていた航空機も見ることができました。特に本物を見ることができて感動したものはエノラゲイです。エノラゲイは誰もが知っている通り日本に原爆を落とした航空機です。本物のエノラゲイは想像以上にきれいで多くの人の命を奪った機体とは思えませんでした。その他の戦争に使われた機体もたくさん見ることができ戦争についてより深くイメージすることができました。戦争の動画などを見ても戦闘機の大きさや迫力が弱まり戦争の壮絶さが薄れてしまいますが今回実物大で見れたことでとても大きな飛行機が戦っていたのだなと感じることができました。

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タイムズスクエア
タイムズスクエアは人生で1回は行ってみたいなくらいで思っていた場所なので高校生で行けるなんて思ってもいませんでした。ここに近くに連れて周りの景色が明るくなっていき、タイムズスクエアに着いたころにはもう眩しいくらいにネオンや電光掲示板が光っていました。この通りにはブロードウェイのミュージカルや飲食店がたくさんあり、人がたくさんいて賑やかでした。ここには真剣に商売をしている人、楽観的に楽しんでいる人、楽しそうに路上パフォーマンスしている人など様々な人がいて楽観的に人生を生きてもいいんだなと新しい価値観を知ることができました。本当に行けてよかったなと思いました。

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また、英語でのミュージカル鑑賞もでき、思っていたよりも内容が入ってきて、楽しく見ることができました。

 

メトロポリタン美術館( THE MET )

メトロポリタン美術館には様々な美術品や銅像が展示してありますが、中でも驚いたのは遺跡がまるごと展示してあるところです。実際に行ってみると遺跡の大きさに目を疑いました。また、ここに置いてある絵はどれも有名な絵で、左上はフィンセント・ファン・ゴッホが描いた自画像、右上はヨハネス・フェルメールが描いた「少女」という作品です。これも写真で見ると絵の具の乗り方とか質感とかが分からないと思うのですが近くで見る物はやはり一味違います。作者がどのような感情で筆を運んでいたのかが僕には伝わってきました。油絵では油の乗り具合にすごく感動して、また今度個人的に美術館に行きたいと思うようにもなれました。ここには甲冑や剣などの昔の西洋の武器もたくさん置いてあり、こんな装備で戦っていたのだと思うととても迫力のある戦いだったのだと思いました。

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自由の女神

「アメリカといえば?!」と聞かれたらトップを争うのは自由の女神だと思います。これはよくテレビにも出てくるし、東京に似たようなものがあるため有名なのだろうと思います。近くまで行くととても大きくて見上げないと全部見えないくらいに大きかったです。色は写真で見るより薄い緑色で下の台座も薄い印象がありました。また、自由の女神の顔は思ってたよりも怖い顔をしていて、自由の象徴なのになぜ怖い顔をしているんだろうと不思議に思いました。そしてもう少し上を見上げてみると太陽に反射して金色にきらきら輝いているクラウンが見えてとてもきれいでした。

今後の生活に向けて

アメリカから帰ってきた今これからするべきことを考えると自分にはやらなければいけないことがたくさんあるなとおもいます。1つ目はアメリカで学んだ様々なことを学校のみんなに伝えることです。アメリカの食生活は日本と違うということや、規模が違うということをみんなに伝えたいです。そしてこの財団のことを知らない人にも教え、財団がより大きく発展できるようにしたいです。何年先の後輩も海外事業に参加することができるように自分も深く関わっていきたいなと思いました。
2つ目はこの海外研修を振り返り、手に入れた価値観や世界観を生活に活かすことだと思います。例えば嫌なことがあっても楽観的に考えたりするということです。人生は嫌なことが続くことより楽しいことが続くことのほうが死ぬまで元気に生きることができると思います。なので嫌なことも楽しいことのように接したいので、今回手に入れた価値観を有効に活用していきたいとおもっています。
また、財団に向けて伝えたいことはこの海外事業によってとても多くの生徒が笑顔になっているということです。もちろん海外事業に参加できた自分も笑顔になれましたし、一番近くにいたからわかるのですが参加できた10人、同伴した先生、添乗員の方も全員笑顔になれました。参加できなかった人もお土産話を聞き笑顔になると思います。なので、この事業が後世まで続くことを期待しています。

最後に

この事業に関わってくれた近畿日本ツーリストの方々や先生方、また快く快諾してくれた家族、一番に全てをサポートし、応援してくれた財団の方々に深く感謝しています。本当にありがとうございました。今回してくれた恩を忘れずに生活し、また財団とかかわった時にはサポートする側になれるように頑張っていこうと思います。