一般財団法人 瑞陵高校助成基金は、瑞陵生の学びを深めるための支援を行っています。

IT2018報告集_団体9

 第6回海外学習助成事業の報告集 1年OYFさんの研究レポート 

 このページは各参加者の分担による研究報告を元にしています。各項目のクリックで該当ページに移動します。間違い等は、お許しください。

 ルネサンス ミラノ(1) ミラノ(2) フィレンツェ(1) フィレンツェ(2) ローマ(1)
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ナポリ

 ナポリは3月25日、研修旅行5日目ローマからユーロスターに乗って行きました。ナポリについてすぐにバスに乗りました。このバスがとても衝撃的でした。道が悪いのか、運転が荒いのか、遊園地のアトラクションかいうくらいバスの揺れがすごかったです。でもそこまで揺れると逆に楽しかったです。
 そんなバスに揺られながら僕たちがまず訪れたのが国立考古学博物館です。

国立考古学博物館


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 騎兵隊兵舎を博物館にした国立考古学博物館は、ナポリの貴族であるエリザベッタ・ファルネーゼが集めていた美術品の中の彫刻や、ポンペイ遺跡とエルコラーノ遺跡からの出土品のモザイク画やフレスコ画、彫像、壺などが展示されています。

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ちなみに・・・
 ポンペイ遺跡とエルコラーノ遺跡の違いはでき方にあります。どちらの遺跡も火山の噴火によってできたものですが、ポンペイ遺跡は火山灰に埋もれてできたのに対して、エルコラーノ遺跡は溶岩に埋もれてできた遺跡です。

国立考古学博物館の膨大な展示品の中の一部を紹介していきます


ファルネーゼのヘラクレス

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赤・棍棒にもたれかかるヘラクレス
  棍棒に体重を支えることで足の置き方に自由
  が生まれる

青・筋肉隆々の体は重量感があり迫力満点

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ファルネーゼの牡牛



(赤) ディルケー  

(緑) ゼートス   

(青) アムビーオーン

 ゼートスとアムビーオーンはディルケーの夫の前妻アンティオペーの息子たち。アンティオペーはディルケーに虐待されていて、息子二人は母の屈辱を晴らすためディルケーを牡牛に縛り付けて復讐しています。

 限られた時間の中で膨大な作品を見ることは難しいので、重要な部分をかいつまんで、超急ぎ足で見て回りました。しかし内容が濃くとても面白かったです。また機会があればじっくり見て回りたいです。
 次にまたあのバスに揺られながらカポディモンテという丘を登って行き、その上にある国立カポディモンテ美術館へ行きました。

国立カポディモンテ美術館

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 元は宮殿として建てられた物を考古学博物館と同様にエリザベッタ・ファルネーゼの美術品を展示するために美術館とした。ここではファルネーゼコレクションの中の主に絵画が展示されています。
 ここも作品の数が多すぎるので重要な一部分を紹介していきます。


「磔刑図」マザッチョ作

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 この作品はこの美術館の代表作品のようです。この作品1枚のためにひと部屋使ってしまう程です。マザッチョの初期ルネサンスの作品で、ピサのカルミネ聖堂内礼拝堂のために描かれた多翼祭壇画の最も重要な中央上部分です。
マザッチョは一点透視遠近法を最初に用いた画家です。

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若き女性の肖像(アンテア)
 パルミジャニーノ作
 この作品もまた代表作品の1つです。2010年に日本の「カポディモンテ美術館展」でも目玉作品としてパンフレットの表紙を飾りました。とても細かい描き込みで美しい作品です。

「岐路に立つヘラクレス」
 アンニバーレ・カラッチ作

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 左が美徳、右が悪徳を表す女神。二人の女神に誘われるヘラクレスはどちらを選ぶべきか迷っています。描かれた情景がとても印象に残っている作品です。
 その他にも多数の名作が展示されています。また当時の宮殿の旧居室や陶磁器コレクションも展示されており、今回は時間の都合上見られませんでしたが次もし行くことがあればそこまでじっくりみたいです。


 カポディモンテ美術館を見た後やはりあのバスに揺られながらカポディモンテの丘を降りてお昼ご飯のレストランに向かいました。お昼ご飯はナポリ風ピザでした。
 僕のピザだけなぜか形がいびつでした。まあ見方によってはハート型らしいです。ちゃんとしたピザは下の写真のようにきれいな円形でだいたい半分で味が違います。半分はマルゲリータでもう半分はキノコやベーコンが乗ったピザでした。ナポリ風ピザは生地が分厚いのが特徴ですが、本当に分厚くてボリューミーでした。生地の耳の部分は一番分厚いのに何もトッピングがないので食べていてだんだん飽きてきたので、オリーブオイルを付けて食べたりしてみました。きっちり食べきりましたが、時間がないから早く食べてとガイドのフランチェスカさんに急かされていたので、みんな少し苦しそうでした。でもとてもおいしかったです。今度は時間を気にせずゆっくり食べたいです。

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 午前中の予定はこのようにタイトスケジュールで大変だったけれど、とても密度の高い内容でした。もし次来る機会があれば今回見たところはじっくり見たいし、見られなかった場所も回ってみたいです。