一般財団法人 瑞陵高校助成基金は、瑞陵生の学びを深めるための支援を行っています。

IT2018報告集_団体4

 第6回海外学習助成事業の報告集 2年URGさんの研究レポート 

 このページは各参加者の分担による研究報告を元にしています。各項目のクリックで該当ページに移動します。間違い等は、お許しください。

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 花の都 フィレンツェ

ドゥオモ

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<基本情報>
 かつてのフィレンツェ共和国の宗教のシンボルでした。赤・白・緑の大理石の幾何学模様で飾られた美しい大聖堂です。4世紀のサンタ・レパラータ教会の上に、当時のフィレンツェの隆盛にふさわしく、「できる限り荘厳に、かつ豪勢である」ことを旨として、1296年から172年間の歳月をかけて建設されました。約3万人が一度に集まることができる大きさです。「丘のようだ」と形容される大クーポラは、ブルネッレスキの設計によります。
 華やかな外側と対照的に内部はシンプルです。主な装飾は、ベネデット・マイアーノの十字架、アンドレア・デル・カスターニョとパオロ・ウッチェッロによる2つの大規模な騎馬肖像画や、ロッビアの彩色陶板によるレリーフなどです。クーポラ内側に描かれた、ヴァザーリやその弟子たちによるフレスコ画「最後の審判」も見どころです。このクーポラには463段の階段で上ることができ、フィレンツェの街並みを一望できます。

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<感想>
 フィレンツェのシンボルであるドゥオモを間近に観ることができて感動しました!綺麗な街並みの中でも大きな存在感を放っている印象を受けました。教会自体も凝ったデザインの建物で、遠くから見てもバランスが良くて美しく、近くで見ても装飾が繊細で美しかったです。外側に見えているだけでも彫刻がとても多く、思わず数えてみたくなる程です。
 中に入れなかったのは残念でしたが、この楽しみはまたイタリアを訪れた時に取っておこうと思います。


ジョットの鐘楼

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<基本情報>
 サン・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の脇に建設された、高さ85メートルの鐘楼です。ゴシック様式で、大聖堂と同じ赤・白・緑の大理石で作られました。階段は414段あり、56枚のレリーフと16体の彫刻からなります。これらはジョット・ディ・ボンドーネという建築家が設計したものですが、ジョットは鐘楼の基底部分の建築が済んだ時点で亡くなってしまったので、残りは弟子たちが完成させたそうです。ダンテの神曲では「過去の芸術より完全なものである」と紹介されたほど美しい構造がポイントです。
 塔の屋根部分には6ユーロで上ることができ、最上階には、15世紀の刻印が刻まれたアポストリカの鐘が吊されています。ちなみに、落書きをする観光客が多いため、バーチャルで落書きができるタブレット端末を置いているそうです。

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<感想>
 大聖堂の世界観に合わせて作られたこの鐘楼も、天に高くそびえ立っていて存在感抜群でした。統一感のある建物に見えるのに、1階から最上階まで設計した人が違うというのが面白いです。ドゥオモ同様、中に入ることはできませんでしたが、クーポラを目の前にしたフィレンツェの街並みをいつかは観てみたいです。
 ちなみにこの写真はサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局です。世界一古い薬局として有名で、香水や化粧水、紅茶などが売られていました。お値段が結構高かったので、こちらもまたジョットの鐘楼を訪れた時に買い物したいと思います。


シニョーリア広場

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 ヴェッキオ宮殿前のL字型の広場のことです。今も昔も、フィレンツェの行政の中心として重要な役割を果たしています。ヴェッキオ宮殿は市役所で、その周りにはロッジア・ディ・ランツィという彫刻廊があり、たくさんの彫刻が並んでいます。
 ローマ都市だった頃、かつてはローマ劇場や公衆浴場、市場などがあったそうです。ダヴィデ像やネプチューンの噴水でも有名です。その噴水の前には1498年にジロラモ・サヴォナローラという修道士が処刑された場所を示す丸いブロンズの敷石があります。

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<感想>
 シニョーリア広場は私が想像していたよりも10倍は広く、レンガの色味で落ち着いた空間でした。彫刻がたくさん並んでいて、「屋外美術館」のようだとガイドブックに書かれていた通り、観賞を楽しむことができました。サンマルコ美術館で、サヴォナローラの時代にシニョーリア広場の様子が描かれた絵を観たのですが、私たちが訪れた今のシニョーリア広場と全く変わっていなくて驚きでした。
 政治的な面はもちろんのこと、今では芸術的な面でもこの広場は重要な場所だと感じました。定刻に聞こえる鐘の音も風情があって素敵でした。
 お昼過ぎには暖かかったのですが、美術館見学を終えた夕頃にはかなり冷え込んでいて、フィレンツェの寒暖差を感じることもできました。


ヴェッキオ橋

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<基本情報>
 イタリア語で「古い橋」という意味です。その名の通り、アルノ川にかかるフィレンツェ最古の橋です。彫金細工店や宝石店が両側に並んでいます。階上はかつてウィフィツィ宮殿とピッティ宮殿を結ぶ通路として、ヴァザーリによって建設されました。市場があった時期もありましたが、フェルディナンド1世の命令により1593年に撤去されてしまったそうです。当時は衛生環境が非常に悪かったといわれています。

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 洪水のために何度か建て直されていて、現在の橋は1345年に再建されたものです。85メートルの川幅に3つのアーチ状の橋桁をかけた、当時では画期的な構造で、その美しさから唯一戦火を受けなかったといわれています。ここからトリニタ橋を望んでの夕焼けが絶景です。

<感想>

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 事前学習で調べていた通り、アルノ川に映る夕焼けは写真を撮る時間がもったいないくらいの絶景でした。両側に建ち並ぶ宝石店の輝きと、眩しい夕日の輝きで素敵な空間でした!
 ただ、観光客に人気のスポットなので、スリやポスター売りに要注意です。ポスター売りとは、無許可で路上にポスターを並べて、踏んでしまった人にお金を要求する人のことです。景色に気を取られて踏まないように気を付けたいです。
 フィレンツェの街並みで特徴的なのは石畳の道です。石畳の上を歩くのは想像以上にハードでした。足が痛くなって観光に集中できないなんてことにならないように、はき慣れた靴を用意するのも大切ですね。