ウフィツィ美術館 ”ドゥオーモの偉容”のページです。
項目のクリックで、当該ページをご覧いただけます。
ウフィツィ美術館 / ドゥオーモの偉容 / 館内にて / アカデミア美術館 / ミケランジェロ広場 / トスカーナ牛の夕食 / 財団のトップページへ戻る
今回の目的の1つドゥオーモのクーポラ(丸屋根の頂上部)登りのチケットを購入したものの、待ちの列がガイドさんも驚く長さです。購入前に確認できれば良かったのですが、ウフィツィ美術館の予約時間を考えると諦めざるを得ません。翌日はミサのため登れず、ミサには予約がないと入れません。異教徒(?)に教会内の見学を無料で解放してくれているだけでも感謝です。残念ですが、見学マナーは決して良いとは思えません。
待ちの行列に写るドゥオーモの壁、大理石の模様が変です。これは、石材個々の微妙な性質の違いが、永年月の間に受ける汚れに差を生じたからです。写真の壁は、日陰もあって汚れが少なく、最後に修復(クリーニング)する予定の部分です。実はドゥオーモ本体やジョットの鐘楼を見たときの違和感は、クリーニングにより汚れが落ち、600年以上の年月を感じさせないことにあったのです。
ドゥオーモの床は大理石のモザイクで埋め尽くされていますが、微細さを追求した物ではありません。全体的に内部の装飾はシンプルですっきりとしています。壁面には明かり取りを兼ねた多数のステンドグラスがあります。残念ですが、カメラの設定を間違えましたので掲載できる写真がありません。
予約時間が近づきましたので、ウフィツィ美術館に向かいます。狭い通りにはユーモアな交通標識が設置してあります。いたずら描きではないようです。街角の八百屋さんには見慣れない野菜があります。カラフルで多様なトマトを見ているうちに、カゴメトマト(株)がかつて出版した「大きなトマト、小さな国境」にあったイタリア(ナポリ)のマンマの味、荒く砕いたトマトを塩とコショウで軽く味を付けしたものをパンにのせただけのイタリア版茶漬けを思い出しました。観光客には食べさせないだろうな……。
ドゥオーモからシニョリーア広場への通りは高い建物に遮られ全く見通しがききません。
シニョリーア広場には多数の彫像が置かれています。無論酸性雨等から守るためオリジナルは美術館に納められていますが、屋根のあるランツィのロッジアにはオリジナルもあります。
続きは、 ”館内にて”のページ をご覧ください。