Total:723648 /today:106 /yesterday:189   

熊澤喜八郎奨学事業とは?

財団旗

 愛知県立瑞陵高等学校では「生徒の心を大きく育てる」ことを目標に、生徒に対して様々な研修の機会を提供するという、他校では希でユニークな取り組みが行われてきました。
 熊澤喜八郎奨学事業は、瑞陵高校16回卒業生である熊澤喜八郎先生からのご厚志に基づいて、海外での研修活動(海外学習)への助成を中心に、大学・研究機関・民間諸団体による各種研修活動への資金提供、さらには学校の教育活動全般への支援を行っています。
 
 「一般財団法人瑞陵高校助成基金」は、熊澤喜八郎先生からのご厚志を、瑞陵高校に学ぶ生徒のために活用することを目的に、歴代のPTA会長さんや校長先生のお力添えで平成24年11月27日に設立されました。財団の活動に要する経費は、熊澤喜八郎先生からの設立時の拠出金と寄付金に基づきますが、同窓生を含む一般の方々からのご厚志も広く受け入れています。

 右上は財団旗のイメージ図です。平成24年に「杉原千畝」大先輩の縁で行われました、日本・イスラエル国交60周年記念オリーブ植樹への返礼として、イスラエル国へ送られた刺繍額のデザインを元にしています。校章を中心に瑞陵高校を象徴する「ポプラの若枝」、イスラエル国と世界平和を象徴する「オリーブの枝」を配置し、瑞陵生に世界へ大きく羽ばたいて欲しいという願いが込められています。デザイン原画は加藤孝彦先生(美術担当)です。財団旗は海外学習の際に生徒と一緒に旅をしています。
 

熊澤喜八郎奨学事業による活動

 当財団の事業は、ご厚志をお寄せ頂いた方の個々の意向に沿って実施すると定款に定めており、海外学習への助成事業は熊澤喜八郎先生の意向と財団設立時の瑞陵高校からの要望で、美術館や博物館での研修に重きを置いたものになっています。
 海外学習助成事業は、当財団の意向に沿って旅行社が企画・募集する瑞陵高校生を対象とした海外研修旅行に参加する際に要する経費の一部を補助するものです。

 これまでに選定された研修旅行は、平成25・27・29・31年の各3月に実施された国立スミソニアン博物館(Washington,DC)とメトロポリタン美術館(New York)の見学を中心とするものと、平成26年3月実施のルーヴル美術館・オルセー美術館(Paris)と大英博物館(London)の見学を中心とするもの、平成28・30年3月実施のイタリアの3都市(ミラノ・フィレンツェ・ローマ)とバチカン市国の美術館・博物館の見学を中心とするものです。

フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂前にて

 この事業は、上記の都市を中心とする研修旅行を計10回まで助成する予定ですが、諸般の事情により見学地の変更もあります。事業の概要、研修旅行の様子、参加生徒全員からのレポートも掲載しておりますので、メニューから移動してご覧いただけますと幸いです。


 なお、平成26年度は上記の研修旅行に加え、財団設立一周年を記念して夏休み期間にイタリア・フランスへの研修旅行の経費助成を実施しました。この研修旅行には財団から理事1名が同行し、生徒の様子や見学地についての詳しい記録を掲載しています。

直近の熊澤喜八郎奨学事業のご紹介

第8回海外学習助成事業の補完

 令和2年3月に実施予定でした第8回海外学習助成事業は、新型コロナウイルスによるパンデミックのため、出発の1ヶ月前にやむなく中止となりました。しかし、「生徒の心を大きく育てる」ためにも、大学生になられた参加予定の皆さんにイタリア研修を実現していただけるよう、出資者の熊澤先生ともご相談の上で、皆さん個々のご都合の良い時期に8日間程度の旅行社が企画・募集する添乗員同行のツアーに参加して頂き、その経費の一部を補助することになりました。現時点で9名の方から参加の希望があり、この3月1日に最初の方がイタリアに向かわれました。
 また、令和6年3月には第9回の海外学習助成事業を実施できるよう準備を進めています。なお、現3年生の皆さんには、応募の機会が全くありませんでしたので、第8回の補完事業と同様な助成を実施することが決定しました。詳細は学校を通してお知らせします。


第7回海外学習助成事業

 平成31年3月21日(木)、第7回海外学習助成事業として選定されました「スミソニアン博物館群とメトロポリタン美術館見学の旅8日間」の参加者10名と瑞陵高校からの同行教員1名は、ユナイテッド航空UA804便にて成田空港よりワシントンDCに向けて出発しました。
 一行はワシントンD.C.及びニューヨークでの活動を終え、ユナイテッド航空UA079便にて3月28日(木)14時50分、成田空港に帰着しました。入国審査の後、ANA337便にてセントレアに18時28分に到着しました。
 この研修旅行に参加された皆さんには、アメリカ合衆国に身を置くことで得られた知見を今後の人生に活用して頂けたら幸いです。

 今回も牧瀬添乗員さんからの写真や簡単な活動報告が届き次第、当ホームページの「旅の速報1~14ページ」に掲載しましたので、リンクよりご覧ください。

ニュージーランド短期留学への助成事業

Queen_Margaret_College

 

Scots_College

 平成27年度から4年間にわたって、学校提案事業として「海外学習Challengingコース」支援事業を実施しました。ニュージーランド国ウェリントン市にある、Margaret College(女子校)およびScots College(男子校)へ、夏休み期間の4週間を利用して、ホームステイしながら授業に参加する際に要する経費の一部(1人約65万円)を補助するものでしたが、諸般の事情により平成31年度をもって終了しました。

Apple iPad Air の瑞陵高校への貸出

導入しましたタブレット端末iPadAirです。

 平成26年度よりApple社の iPad Air Wi-Fiモデル50台と高速通信可能なWiMAX2+方式による無線通信環境を瑞陵高校に整備しました。また、専用アプリでiPadと連携がとれ、研究会でのポスター発表等に便利なリコー社製のネットワーク対応プロジェクタも用意しました。機材の維持・更新と無線通信に要する経費は財団の負担としており、タブレット端末の魅力を活かした教育活動に役立てていただいています。

ご賛同いただける方を求めています

 「高校生にこのような体験をさせてみたい」「困っている高校生を支援したい」等々をお考えの方、是非ご一報ください。
 当財団への寄付金には贈与税が発生しませんので、ご厚志は財団運営に要する最小限の経費を除き、すべて生徒のために使用されます。また、寄付金の使途は、寄付された方のご意向に従うものと定款に定めていますので、ご要望をお聞きしながら活用させていただきます。(なお、ご寄付は税法上の寄付金控除の対象とはなりませんのでご了承ください。)
 当財団の趣旨にご賛同いただけ、ご支援をお考えの場合は、下記までご一報いただけますと幸いです。
 また、ご自分の出身校に支援したいが、どうすれば良いか判らない方に対しても多少のお役には立てると思っておりますので、どうぞご連絡ください。

 財団連絡先  E-mail  info@zuiryo-aidfund.org
        財団担当者より改めてご連絡させていただきます。