ITF2014速報_11

一周年記念海外学習の速報(まとめ)

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11日目 帰国に向けてヘルシンキへ向かいます。

朝食 朝食

 このホテルの朝食メニューは3日の間、全く変化がありませんでした。バイキング形式の食べ物の配置も同じです。まあ、スクランブルエッグの火の入り具合は毎回というか、トレイ毎に違ってはいましたが、テーブルは会議用机(?)に紙製ランチョンマットを置いたもので、後ろの席に誰かが座ると通れないレイアウトも同じです。食材の質に大きな問題がある訳ではありませんので、アメリカンタイプの割り切ったホテルと考えれば、こんなところにも食に対する考え方の違いを見ることができました。生徒たちが、このあたりをどう受け取ったか、報告レポートが楽しみです。
チェックアウトを済ませたところ 石畳の道路ともお別れです

 お土産等で手荷物はかなり増えています。ミラノでは最大値の23kgをオーバーし、減らすよう求められた生徒が出てしまいました。そのため、夜の連絡会では、万が一の場合は何かを捨てるかを決めておくよう、心配なら事前に重量チェック等をお願いすることを有馬さんから指示して頂きました。
 右の写真は石畳舗装の路面を写したものです。タイヤがゴトゴト音を立てる石畳の路ともこれでお別れです。この先はすべてアスファルト舗装です。
セーヌ川の風景ともお別れです ハプニングの始まり

 セーヌ川を渡ると一気にパリの雰囲気は消えていきます。高速道路はガラ空きでトラックも殆どいません。ベローナからミラノに移動する際の様子と全く違います。シャルル・ド・ゴール国際空港の直前で何やら渋滞しています。ドライバーさんは絶妙な間合いで渋滞の列を交わしていきます。どうやら追突事故のようです。
 
アシスタントの久保さんとのお別れ ここまではon time !

 空港に着くと荷物を下ろし、チェックインカウンターに向かいます。シャルル・ド・ゴール国際空港は同じフロアーに出発と到着があり、おまけに両者が交差して動く部分まであるため、アシスタントさんとは早めのお別れです。皆さん、本当にお世話になりました。
 ここまでは、順調すぎるくらい順調に進み、買い物時間を確保できると思ったのですが……。
フリーWi-Fiエリアでの光景 搭乗ブリッジを渡って

 フィンエアーのチェックインカウンターでは、大変なことが起きており、列に並んだものの一向に前に進みません。理由は分かりませんが、前便のチェックインが遅れに遅れています。しかし、係員のいるデスクは2カ所のみです。
 こんな時、生徒たちは時間をうまく使っています。とりあえずフリーWi-Fiが使えるか確認し、情報交換を一斉にやります。もっとも、そうした光景がやや異様に見えてしまうのは年代ギャップでしょうか。こうした情報機器があるため、12日間の長期にもかかわらずホームシックとは無縁でした。
 ひとしきり必死の勢いでスマホを使っていた生徒たちも、時が経つにつれ、学習プリントや学習教材を取り出し勉強を始めました。現実の世界に戻りつつあるようです。このあたりは、さすが瑞陵生です。
 そうこうしているうちに係員が増えてチェックイン作業も円滑に流れ出し、機材の遅延はあったものの搭乗までは順調でした。

クルーの皆さんも暑さで大変 何故か機長席が見えます

 しかし、搭乗したものの、飛行機の遅延もあって荷物の積み下ろしに大幅な遅れが生じており、足下では荷物を扱うドスンという音が続いています。搭乗口は閉められエアコンは動作していますが、炎天下で待つ為、機内は蒸し風呂状態です。キャビンクルーの皆さんもパンフレットを団扇がわりにしています。前方を見ると操縦席のドアが開いており、思わず撮影してしまいました。25列目からですが最近のデジカメは安価な品でも高性能ですね。
超音速機「コンコルド」の展示 フランスは農業国
 気がつくと操縦席のドアは閉まり、離陸に向けての各種アナウンスが進んでいます。空港内には超音速機「コンコルド」の展示があり、それを横目に見ながら滑走路に向かいます。例によってタキシング後、滑走路に入ったと思った瞬間、フルパワーで離陸していきます。
 眼下にはフランスの大地がモザイク模様で広がっており、農業国であることを改めて認識することができます。ただ、残念なことに窓側席の生徒達は、殆んどの時間寝ているか、何かをやっていて、眼下の光景に見入っている様子はありません。季節的に空気の濁る時期ではありますが、もったいないです 。寝て過ごすなら席を替わってくれと言いたくなります。
 有無、残念!
 もっとも、情報の受け手に其れなりの準備ができていないと無理な話ですので、垣間見た風景を記憶の片隅に残し、将来何かの際に思い出してくれたら其れで十分ですが。

軽食に出たどら焼きもどき 食べてびっくり、何にこれ!

 お昼近くになり、軽食のサンドイッチが配られました。写真の通り、最初はクッキーか何かかと思ってしまいました。説明書はフィンランド語のみでさっぱり分かりません。食べてみると、どら焼き風の真っ黒い、酸味のある、全粒粉タイプのパンに、野菜とツナか何かをマヨネーズで和えたフィリングがしっかり夾んであります。
 ずっしりと重みがあり、食べ応えもあります。正直言って美味しいとは思えませんでしたが、食べ物としては完成しています。フィンランド語が読めたり、説明を聞けたらともっと違った感覚で食べられたのではないかと思えます。これも残念なことに、食べられなかったり、かなり残す生徒がいます。チェックイン前や搭乗前に色々買い食いをしているのですが……。

バルト海を超えて