一般財団法人 瑞陵高校助成基金は、瑞陵生の学びを深めるための支援を行っています。

IT2018報告集_個人6

第6回海外学習助成事業の報告集 1年 HKS さんのレポート

 参加者から提出された報告レポートです。個人名や写真の表現・配置等にオリジナルとは異なる点はご容赦ください。皆さんのレポートは下の略名をクリックして頂くとご覧いただけます。
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イタリアを巡る6泊8日の旅

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イタリア研修を終えて

 この研修で本物を感じ,自分の視野を広げて今までとは違う自分になりたい、成長したいという目的で応募しました。6泊8日でミラノ、フィレンツェ、ナポリ、ローマの4都市を巡るとても充実した旅を送り、常に新しい経験をさせていただきました。

研修の流れ

ミラノ編

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 2日目の朝はサンタ・マリア・デッレ・グラツイエ教会に行ってかの有名なレオナルドによる「最後の晩餐」の絵を見に行きました。「最後の晩餐」の絵は国語の教科書や美術の教科書に出てきて中学生の時に勉強したことがありましたが、いずれも教科書というページの上でしか見たことがなかったので、楽しみにして行きました。
 この研修の目的である「本物を見て学ぶ」が最も感じられた場所です。意外と町中にあって驚きました。「レオナルドはよく巨大な壁に描いたな」と感心させられるほど、スケールの大きさに圧倒されました。また、予約制でしか見ることができず、かつ、扉の開閉を手動でやっているなどセキュリティーが頑丈でした。

 昼はドウオモとビットリオエヌマーレ2世アーケードを見学しました。ミラノにあるドウオモは世界最大級なので、アーケードを出た瞬間目に飛び込んできました。30分くらい並んでボディーチェックや手荷物検査を受け、中に入りました。ドウオモはステンドグラスから差し込む日光が鮮やかでした。ドウオモは床も大理石でした。床は主に黒と白の大理石で作られており、柔らかい白の大理石は摩擦で削られていて、それを自分の足でも感じました。
  昼食はレストランで大きなピザを食べました。日本で食べるピザとは大きさも味も違って、海外の食文化に触れるよい機会となりました。
 ミラノ最終日は、ブレラ美術館に行きました。ブレラ美術館は1階が美術学校になっておりそこに通う生徒さんや社会見学に来ていた生徒さんたちがたくさんいました。また、館内では実際に絵を修復している様子が公開されていて、生で修復風景を見ることができました。

フィレンツェ編

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 ヴェッキオ橋の上は、背後のアルノ川をバックに写真を撮っている観光客と自分たちを含む観光客を狙う物売りがたくさんいました。フィレンツェの地面は石畳で日本のアスファルトで舗装された道とは全く違っており、新鮮でした。フィレンツェはやはり観光名所なのでしょうかミラノよりも観光客が多く、なおかつ観光客の国際色がとても豊かでした。

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 ウフィツィ美術館やアカデミア美術館には数多くの有名な作品が展示されていました。写真では分かりにくいにくいかもしれませんが、貴重な絵を守るために、透明な板で厳重に保護されていました。「ヴィーナスの誕生」の前にあったたくさんの人だかりは、この作品の有名さを象徴していました。アカデミア美術館に行って驚いたことは、天井の高さと広さです。特に「ダビデ像」の周りはとても広かったので巨大なダビデ像が小さく見える場所がありました。

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 4日目の朝ミケランジェロの丘に行きました。場所名のミケランジェロにちなんだダビデ像のレプリカがありました。朝のフィレンツェの風景は綺麗でした。全体的にオレンジ色の異国の風景は日本とは全く違っていました。また丘からはフィレンツェのシンボルであるドウオモやジョットの鐘楼、ヴェッキオ橋を見ました。

ナポリ&ローマ編

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 ナポリも歴史ある観光名所で昔ながらの石畳が敷き詰められていました。また、イタリアは南にいくほど運転が荒いらしく(凸凹の石畳のせいもあると思う)僕たちが乗ったバスもゆれにゆれて疲れました。時間の都合上、国立考古学博物館や国立カポディモンテ美術館の見学は急ぎ足になってしまいました。もう少し、ゆっくり見たかったので残念でした。

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 午後はポンペイ遺跡に行きました。ポンペイ遺跡は、日本の弥生時代と同時期の時代の遺跡です。ポンペイ遺跡の建物や道路は焼き煉瓦で作られていました。吉野ヶ里遺跡にみられる弥生時代の建物は、土塀やワラで作られていたことを踏まえて、同時期に焼き煉瓦を使用することができる技術の高さと、それを生み出した頭脳に感心しました。
左の写真に見える山はヴェスヴィオ火山と言って、この火山の噴火によってポンペイの街が破壊されました。また、写真の広場はポンペイ遺跡にあった唯一(僕たちが見学した中で)の広場で砂利が敷き詰められていました。また、馬車が通れるように道を作ったり、歩道を作ったりなど、昔の人の知恵が今の時代にも引き継がれていると思うと古代帝国を支えた人たちに感動しました。

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 バチカン市国に入国しました。入国といってもパスポートを見せるのでなくて、荷物検査とボディーチェックを受けるだけでした。今まですべての有名どころの絵を生で見て、写真に収めてきた僕たちでしたが、ミケランジェロの「最後の審判」という壁画があるシスティーナ礼拝堂だけは写真撮影禁止と会話禁止でした。「最後の審判」は「最後の晩餐」と違って一面の壁に描かれているだけではなく、天井にも書かれており、部屋一面を埋め尽くす絵を前に言葉が出ませんでした。

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 ローマはイタリアの首都なので人であふれていました。中でもローマ・テルミニ駅はターミナル駅なので栄えていました。ローマの地面も石畳でした。ローマに来て確信したことは「イタリアにはどの都市にも路面電車がある」ということです。もちろん、地下鉄や日本でいう新幹線のような電車もありました。電車に関することで気づいたことは「駅のホームの高さが非常に低い」ということです。ホームが存在しないのでは?と思うほど低く、電車のドアにある階段はスーツケースをもって上がるには苦労しました。

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 映画「ローマの休日」の舞台になった場所に行きました。晴天で景色が良かったです。ここにも観光客がたくさんいました。近くには、トレビの泉があり、コインを投げてきました。願いがかなうといいです。  

 ローマのコロッセオとフォロ・ロマーノの見学中に突然、雨が降りました。ヨーロッパの雨といわれて連想するのは酸性雨ですが、酸性なんて全くわかりませんでした。コロッセオは中に入ることができませんでしたが、写真から伝わる迫力を素肌で感じ取ってきました。

イタリア研修の感想

 今回、実際イタリアに滞在したことで日本では学べないイタリアの、海外の文化や習慣を学びました。同時に、日本を離れてイタリアに滞在したことで、日本の文化・伝統を再認識しました。中でも特に印象に残っているのはトイレです。ミラノのドウオモ周辺はトイレが少なくて、トイレをするためにあるビルの最上階まで行きました。そして、有料トイレがあるなんて考えることなんてできませんでした。今までの常識が覆されました
 イタリア研修は自分の新たな知識や経験を増やす貴重な体験でした。イタリアから日本について真っ先に感じたことは、「このイタリア研修にチャレンジしてよかった。当選して本当に良かった。」ということです。イタリアで学んだすべてのことを一生忘れず、自分の大切な財産にしていきます。